旅行に行く前、下調べの段階で私が一番いろいろ見させてもらっていたのが、行かれたみなさんのお土産ブログ。
そして行ったら絶対に自分も買ったもの記録に残そうと思ってました。
というわけで、今回は完全自己満ブログです。現地で買ったものアップします!
憧れのモロッコ雑貨、本当にめちゃくちゃかわいかったです!!
はじめに:現地での金銭交渉について
お土産の購入=金銭交渉ありきなので、まずは買い物方法について書いていきます。
モロッコ雑貨はスーク(=市場)にて買い物をすることが多いと思います。このスークでは、基本的に値札がついていません。そのため金額交渉は自分ですることになります。
交渉の流れは、
客:これいくら?
店主:〇〇DHだよ ←大体ここで高めの値段をふっかけられる
客:うーん、ちょっと高いな...
店主:いくらだったら買う?
客:△△DHかな...
店主:そんな安く売れない、□□DHはどう?
客:もうちょっと安く!●●DHにして。
店主:だめ、それなら××DHは?
この繰り返しです。
最終的に買いたいと思っている値段の3割引きくらいから交渉をスタートさせ、これなら買ってもいいかな、という金額が出てきたら交渉成立。あと、複数個買ったらオマケしてもらいやすいです。
私は、主にフェズとマラケシュで雑貨を購入しました。
みんな基本悪い人ではないのですが押しがかなり強いため、一通り買い物をし終わったとは疲労困憊でした。笑
モロッコに行かれる方は、よければ参考にしてください!
雑貨天国、モロッコのスークで買ったものたち
それでは、現地で買ったものを一挙公開します!
ちなみに、通貨は1DH=12円。ものの相場は日本の50%~70%くらいの印象です。
ファティマの手キーホルダー/ポーチ/シャウエンの扉マグネット
すべてシャウエンのお土産屋さんにて。ファティマの手キーリング:10DH×4、モロッコポーチ:15DH×3、扉マグネット:10DHで合計95DH(≒1,080円)。
初めての買い物で、ドキドキしながら買ったもの。試しに「何個か買ったら安くなる?」って聞いたらダメだった。シャウエンは小さな都市なので、相場で売ってくれてるところが多いのでしょう。ゲスすぎんのもダメですね。笑
時間ギリギリの駆け込みでかった扉のマグネットは、日本帰って取れちゃったので直して使用中。
小皿/小鉢①
フェズの陶器屋さんにて。1コ50DH→4コ170DH(≒1,900円)にまけてもらった。
店主の若いお兄ちゃんが、大量の小鉢を床に広げて見せてくれた。全部模様が違っていて、職人さんの作業に感服。
小鉢②/四角い小皿
同じくフェズの陶器屋さんにて。小鉢5つ+お皿で170DH(≒1,900円)
今回の店主は初老のおっちゃん。
小鉢は最初30DHでしたが、会計の時に「さっき25DHっておっちゃん言ってたよね?」と伝えると「あ、そうだっけ」とあっさり下がりました。
でもよく考えたらそれ別のお皿のことでした。おっちゃんごめん。
小鉢のセットは食器好きの母のお土産に。四角の小皿はお香立てとして使っています。
よく考えたらさっきのお兄ちゃんとこと同じ商品なのに安く買えた。。おっちゃん、なんかごめん。
丸皿
こちらもフェズの陶器屋さんにて。最初は1コ150DH→交渉の末2コで200DH(≒2,280円)に。
この店の店主は恰幅のいい働き盛りのザ・おっちゃん。おしゃれにデニムをはきこなしてお喋りで、外国人に接客慣れしてる感じだった。
「フェズの陶器はセラミック!マラケシュのより頑丈だよ!見てて!」と言いながら、靴のまま食器に乗るファンキーなおっちゃん。さすがにびっくりしたけど楽しい人でした。笑
後々考えたら相場より全然高いとは思うのですが、実際帰国後これを一番よく使ってるため、これでよかったと思うようにしています。
最後までもう1コ100DHの大皿つけようとしてた、商魂たくましいおっちゃんでした。
小物入れ皿/せっけん皿/ティーグラス①
フェズの陶器屋さん4件目。合計で110DH(≒1,250円)。うろ覚えですがグラスが15DHだったので、残りがそれぞれ35DHと45DHくらいのはず。
こちらは珍しく女性の店主のお店。女性のお店でいいのが、値段が全部書いてあること。そしておそらくそれが相場通り(もしくは底値)なこと。イスラムの関係から、あんまり女性が外でガツガツ商売するのは好まれないのでしょう。。
「地球の歩き方」にも載っているらしくて、軒先には拡大して画像がめちゃくちゃ粗くなったページのコピーが吊ってありました。笑
とっても優しくて穏やかなお姉さんでした。
ローズ石鹸/ローズウォーター/アーモンドボディクリーム/食用アルガンオイル/アーモンドクリーム
左:石鹸120DH、ローズウォーター200DH、ボディクリーム60DHの合計380DH(≒4,320円)。写ってないけどローズのリップバームがオマケでついてきた。
右:食用アルガンオイル、クリームの合計130DH(≒1,480円)。
エルケアラムグナ=通称バラの谷、ティシュカ峠=アルガンの専売所にて。それぞれ産地と呼ばれるとこで買ったオイルや美容製品たち。
ガイドのモハメドさん曰く、都市部でもこういったものは売ってるけど、配合などがやっぱり不明。ローズ、アルガンに関係するものは特産地で買うのが一番なんだそうです。すみません石鹸使いかけです...
両方特に値引きなどはナシ。アルガンの方は、専売所で女性たちが作業しており、奥まで見学すると買わなあかん圧が。若干出来レースだったけど、モロッコ女性の自立支援に少しでも役立てればと思ってお買い上げ。
ハリラスープ/ミントティー/現地のお菓子/家庭用せっけんetc...
マラケシュのスーパー、カルフールでかったものたち。合計266DH(≒3,023円)。
ほとんどがばらまき用。写真では隠れていますが、ミントティーは7箱、石鹸は3パックくらい買っています。スーパー楽しすぎる。
タッセル
マラケシュの伝統工芸館にて。タッセル大:40DH(だったと思う)、タッセル小:10DH×9で合計130DH(≒1,480円)。
夫の職場のばらまきようだったのですが、かなり喜ばれたようです。大きいのは自分たち用に。
バブーシュ
同じく伝統工芸館にて。メンズ:80DH、レディース:60DHの合計140DH(≒1,600円)。
絶対買うと決めていたバブーシュ。接客も丁寧で、お兄さんがサイズ変更とか全部対応してくれました。
スークでは、軽く倍ほどの値段から交渉開始です...!
モロッコデザインのアクセサリー
伝統工芸館内のアクセ屋さんにて。指輪とペンダントトップで合計690DH(≒7,840円)。おまけでバブーシュのキーホルダーも。
ここでもお兄さんがすごく丁寧に接客してくれました。
この旅行で一番高い買い物でしたが身につけるものだし記念になるので、帰って大事につけてます。
ティーグラス②
マラケシュのスークにて。1セット(6コ入)200DH→2セットで150DH(≒1,700)に。
忘れもしない、店主がかなり負けてくれた思い出のグラス。日本人のゆっくり英語を丁寧に聞こうとしてくれた優しいおじさんでした。
ばらまき用でしたが、おかげさまで大大大好評。低下がわからないので何とも言えませんがおっちゃんの生活は大丈夫だったのでしょうか。。もし今度行けるチャンスがあれば、絶対お返しにたくさん買ってあげよう。
ラグ/テキスタイル
こちらもマラケシュのスークにて。ラグ:100DH、テキスタイル:100DH×2の合計300DH(≒3,400円)。
さっきのグラスのおじさんに続き、ここのおじさんも大好きなモロッコ人。
モロッコ商人には珍しく、強引な客引きも割り増しの値段提示もなし。現地ではありえない「他見て帰ってきます」も大歓迎の優しい方。
「マルハバ」が口癖のおじさん、本当にいい人だった。マルハバおじさんと名付け一生忘れないようにする。
スパイス/アルガンオイル
スークのスパイス屋さんで。左のスパイス10DH×3、右のスパイスと食用オイル130DH、合計160DH(≒1,800円)。
実家のお土産や自分たち用に。香りが日本のと全然違う!!!嗅いだらモロッコ思い出して浸れるから1回も料理に使ってない。
ミニタジン
こちらもマラケシュスークにて。1つ20DHの合計40DH(≒450円)。
お土産用のミニタジン。小物入れにということで。
おっちゃんに教えてもらいながら、少年が慣れない手つきで包んでくれた。お店の息子さんかな?
ちなみにフナ広場の露店でも10DHのものが売っていましたが、やっぱり店においてるものの方がかわいかったです。
お椀/大皿
マラケシュのスークで最後の最後に買ったもの。手前のお椀が確か1コ50DH→2コ80HD(≒900円)、大皿50DH(≒570円)に。
そういえばマラケシュ柄の食器を買ってないことに気付いて、フナ広場周辺の食器屋さんに飛び込んだ。フェズのセラミックに対し、こちらは陶器製。色使いも2都市で違う。
奥のお皿は最初70DHくらいで買うつもりなかったけど、最後おっちゃんがボソッと「50DH」と一言。閉店時間が間近だったから売りたかったのでしょうか?笑
結局追加のは帰ったら割れっちゃってたけど、アロンアルファでくっついて小物皿として使ってます。
値切りすぎるの、やめませんか
買いものをしているうちに、意識が変わっていった部分があります。
それは、「あんまり値切りすぎるのも後にしこりが残るなぁ」ということ。
ネットなどで「安く値切ってなんぼ!」みたいな情報が出ているため、私も最初はそうするものだと思っていました。
でも、彼らにも生活があります。
だから、「安く買う」ということに固執せずに、「これなら買っていいい・売っていい」という値段を価格を一緒に探していくのが、一番いいんじゃないか、と。
伝統工芸館は買い物のマストスポット
とはいえ、適正価格で買いたいのは当然。あちらの方はまず現地ではありえん値段で提示してくる方がほとんどですし。
マラケシュに行かれる場合はですが、最初に伝統工芸館に行かれるのことをおススメします。
全ての商品に値札が付いていますし、強引な接客もありません。スークに行かれる前の相場確認として、最適な場所ですよ!
逆に、それより破格に安い価格を持ちかけるのはこちらが法外になってしまいます。あまり気持ちのいいものではないのでやめておきましょう。
まとめ:お互いにHAPPYな買い物を!
商品の1つ1つに、そこの店主との思い出があります。
モロッコでの思い出はほとんど「人」に不随したと言っても過言ではないため、書いてたらその人を思い出して嬉しくなりました!
結構な量でしたが、一生に1回と言い聞かせて(言い訳して)、後悔ないように買いました。日本だと同じものでももっと割り高ですし、現地価格で手に入って満足です。
おかげで今は質素につつましく暮らしています(笑)
また最後になりましたが、現地の方はお互いHappyになれる関係を、という考え方が根本にあります。
お互い思いを汲みながら、win-winな交友関係を作っていきたいですね!
以上、モロッコで買ったものまとめでした!