サツキログ

DINKsの30代OLによるライフスタイルブログ。日々の生活/旅行記/キャリア/カルチャー関連など。元社畜です。

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モロッコ雑貨のマストスポット!マラケシュ伝統工芸館に行くべき4つの理由

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モロッコ関連の記事をアップしてたちますが、多くのアクセスをいただいているのが雑貨や買い物についてのことを書いてある記事。

www.satsukilog.com

やっぱりモロッコ雑貨が好きな方って多いのかなぁ、なんて、好きなものを共有できることを嬉しく思いながら経過を見ています(笑)

ならば、ここを紹介しない理由はありません。今回はモロッコ雑貨が一気に揃ったマラケシュの「伝統工芸館」について書いていきます。

モロッコのお買い物事情

モロッコ雑貨の買い物と言えば、スークでの客引き、商人との値切り交渉、駆け引きなど、手ごわいモロッコ商人とのやり取りが必ず付いて回ります。

これ、人によってはかなりストレス。

スークの商品には基本値札が付いていません。それに外国人観光客が相手だと、相場の倍以上の価格提示をしてこられるところがほとんどです。

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「ちょっと予算外かなー」と思って立ち去ろうものならば、「いくらなら買うの?」と聞かれ交渉に持っていかれるので、ある程度こちらも希望の値段を持っておく必要があります。 

もちろん日本語は通じません。なので英語で話す時点で思うように意思疎通できないストレスと、何より現地の方が押しに押してくるカルチャーショックとで、ネガティブな印象多めで帰国する方もいるのではないでしょうか...

伝統工芸館を利用する4つのメリット

伝統工芸館とは、マラケシュの新市街にある観光スポットのこと。絨毯や革製品、食器やアクセサリー、その他雑貨などが、一挙に揃う施設です。

商品が揃っているということもありますが、私の思う、それ以上に伝統工芸館に訪れるべき理由というのはこちらです。

①値札が付いている

スークの商品には値札がついていないため、ほしいと思ったら英語・フランス語・アラビア語いずれかで値段交渉をする必要があります。

これがあっさりと済んだらいいのですが、向こうも商売なので、あちらが売りたい金額とこちらの買いたい金額が合わず、こじれるんですよね(笑)

ここでは1つ1つの商品に値段がついているので、交渉のストレスなくお買い物をすることができます。

②相場通りの価格提示

イスラム圏では、「お金を持っている方の人が持っていない人に分け与える」という考え方があります。

モロッコでは「日本人はお金を持っている」と思われているので、値段交渉の時には絶対と言っていいほど、現地ではありえないハイプライスを提示されます。

別に払えんこともないけど、絶対にボッてるやろ。なんか複雑。。と、思うこともしばしば。

そんなとき、相場の金額を知っているとそれが基準になり、あってないような判断基準に踊らされるストレスからは解放されます。

少なくとも「ほんまにその値段なんかなー...」という不信感はなくなります。

伝統工芸館では、そんな商品の相場がわかるので、スークでの買い物の前に訪れることをおススメします。

私は相場+αくらいの値段ならいただくことにしていました。

また、スークでは最初は相場の希望額より低い金額から交渉することをお忘れなく。(どうせちょっと上がるからね)

③無駄な声かけや客引きが一切ない

スークでは、歩いているときの店からの声かけは当たり前。店に入って興味のある商品の値段を聞くと、買うとみなされて軟禁状態。そんな感じで、とにかく商人につかまります。

ここ伝統工芸館では、そんな客引きと声かけが一切ありません。へたしたら、日本のショップの方が声をかけられてるかも。値段がはっきりわかる安心感のなか、自分のペースでゆっくり商品を吟味することができます。

④施設は入場無料!!

こんなにメリットたっぷりの施設なのに、入場は無料なんです。

敷居は低い上に適正な価格でゆっくり買い物ができるし、スークでの買い物を控えている場合も相場の下調べができるってわけですね。

もちろん何も買わなくてもOK。

相場でゆっくり商品を見れて入館無料なんて、行かない理由がないですよね。

伝統工芸館へのアクセス

そんな伝統工芸館、マラケシュに行かれる方であれば大抵の方は訪れるであろう、ジャマ・エル・フナから広場歩いて15分ほどの場所にあります。

 

フナ広場から西に見えるのが、マラケシュのシンボルでもあるクトゥビア・モスク。

ここに向かってまっすぐ歩きます。

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途中、クチ(馬車)乗り場を通るので、たくさんの馬がいます。

ずっと歩くと、クトゥビアに正面から面する交差点に出ます。

前を横切っている大きな通りが、ムハンマド5世通り。

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ここで横断歩道を渡らずに、右折。

そのままムハンマド5世通りを直進し、歩くこと10分弱。

すると緑の看板の建物が出てきますが、これが伝統工芸館です。

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あえて行くつもりでなければうっかり見過ごしてしまいそうなくらい、ナチュラルに立っています。

伝統工芸館の館内はこんな感じ

中はかなり落ち着いた異空間。

エントランスの内装からイスラム文化を感じることができます。

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こちら館内マップ。

1つの工芸品につき1~2件くらいのお店が集まっており、自分の好きなお店を自由に行き来出ます。

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館内の雰囲気は、こんな感じでスタイリッシュ。

天井はなく、見上げたら青空が広がります。なんとなく、日本のアウトレットモール(三井とか三菱とか笑)を小さくしたみたいな感じ。

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二階や半二階が混じるような建物構造になっており、すぐ外には喧騒が広がっているとは思えないほどオシャレ。カフェもあるので、ゆっくり過ごすことができます。

客層も、どこか余裕のありそうな欧米系の人たちがのんびりくつろいでいました。

伝統工芸館で売っているもの

基本的には、モロッコの有名なものは大体売っているのですが、実演をしているものとそうでないものに分かれていました。

実演風景や商品を撮ろうとするとストップがかかってしまうので、あまり写真はとれていないのだけれど、一部紹介。

絨毯・革製品・バブーシュ・アート作品

この辺りは、実演を伴って販売してくれています。こちら、絨毯織りの実演の様子。

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フロアもとても広くて、自由に広げて見ることができました。

いやー、買った後どうやって持って帰るんだろう。

 

モロッコのアート作品も飾ってあります。

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バブーシュもこの通り。

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実際、ここで純モロッコ産のバブーシュを購入しましたが、女性もののバブーシュを60DH(日本円にして約720円)でした。スークでは、倍以上の150DHとか普通です。

そう思うと、いかに良い物を破格(といっても適正)で買えるかがわかりますね。

 

しかもお店の人もしつこい接客は一切なしで、サイズ違いだの色違いだの、いやな顔せず対応してくれた店員さんに感謝。

食器・タッセル・アクセサリー

こちらは、私が気づいていなかっただけかもしれませんが、見せてみらったお店で実演がなかったところです。

こちらアクセサリー屋さんのディスプレイ。

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モロッコの鉱物や細工をあしらったアクセサリーも、適正価格で買えます。

細かい価格は忘れてしまったのですが、純シルバーのアクセを3つで690DH(約8280円)だったと思います。

この旅一番の出費でしたが、それでこの金額ってかなりお得な気分!!

ここでもお店のお兄さんが心行くまで見せてくれて、ストレスなく悩めました。

 

タッセルとかもめちゃくちゃかわいくて、1コ10DH(約120円)。

こちらはばらまきのお土産にオススメでした。

カゴバック・真鍮・家具・タイルなど

これらは、時間の都合上中をきちんと見れなかったお店。

他にも、モロッコ雑貨と言えば出てくるアイテムがほぼ揃っています。

 

こちらその一部、タイルを施した家具を売っているお店。

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それくらい、別の店をじっくり見れる時間があり、全部回ろうとすると数時間では足りないくらいの見ごたえがありました。

伝統工芸館を利用する際の注意点

訪れる際、1つだけ注意してほしいことがあります。

それは、開店直後に行くと空いているお店が少ないということ。各お店は店主の調子によって開店時間がバラバラです。

私は9:00の開館に合わせて行ったのですが、昼前になるにしたがってパラパラ開き始める感じでした。

加えて、日曜日は閉館日みたいなのでご注意を!

 

まとめ

伝統工芸館、いかにナイスな施設であるかということが伝わったでしょうか...

実は、ガイドブックではそんなに大きく取り上げられてないんですよね。こんなに日本人向けな施設なのになぜ??

 

物量だけでいうとスークの方が圧倒的に勝るので選ぶ楽しみは減りますが、安全・安心、という言葉がぴったりのこの施設。

スーク商人のクセが強いといえど、私はそんな現地の人とのやり取りが楽しかったし、あの雰囲気は大好きなのですが、相場はおさえておきたかったので、買い物の前にここを訪れました。

 

ゆっくりノンストレスで買い物を楽しみたい、スークでの商人とのやりとりにつかれた...そんな方はぜひ行ってみてください。

 

以上、伝統工芸館を経験の限りおススメするブログでした!