資格を取りたいと宣言してから約1か月、
早速MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)のExcel2016に合格しました。
とはいってもエキスパートではなくスペシャリストの方なので、基礎中の基礎なのですが。。。
それでも今まで運転免許証と期限切れのTOEICしか持ってなかった私は初の資格取得ということで、ちょっと嬉しいです。
今日は、実際に勉強→受験してみての感想や要領などを書いていきたいと思います。
MOSに興味のある方は、よければ一部の参考にしてください。
既にExcelに何の問題もない方は、こいつアホやなって思って読んでくださいね。笑
- MOS Excel2016取得を志した理由
- MOS エクセル2016とは?
- 今まで私が持っていたExcelスキル
- MOS エクセル2016の学習範囲
- MOS Excel2016に費やした勉強時間は?
- 学習で苦労したこと
- MOSの受験を終えてのまとめ
MOS Excel2016取得を志した理由
そもそも私が資格を取りたいと思ったのは、この夏に体調不良で、転職したばかりのバックオフィス系のお仕事を退職してしまったからでした。
また、それまでも主な職歴が販売や営業といった結果重視の仕事だったので、それに通じたスキルしかなく...
退職して時間が有り余っている中で今後のことを考えたときに、去年結婚してもう自分本位な働き方もしていられないなと思った今、
・販売、営業以外の仕事につける可能性を広げたい
・今までの激務に甘んじて出来ていなかったPCの基礎を覚えなおしたい
と思ったのがきっかけでした。
MOS エクセル2016とは?
MOSとは、マイクロソフト オフィス スペシャリストのアルファベット略で、マイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる資格です。
Excelのほかにも、Word・PowerPoint・Outlook・Accessがあり、バージョンも2010・2013・2016に分かれています。
さらにExcelとWordはスペシャリスト・エキスパートの2種類に分かれており、エキスパートは上級となっていて難易度はさらに上がります。
今回私が受けたのはExcel2016のスペシャリストです。
今までの経験上、Excelの使用頻度が一番高かったことと、その割には適当な使い方しかできておらず、それぞれの機能が持つ意味を理解しなおしたいと思ったのが理由です。
バージョンはあえて古い方を選ぶ理由もなかったので、迷わず2016にしました。
今まで私が持っていたExcelスキル
とはいえ、Excelの操作が全く何もできなかったわけではありません。
売上関連の帳票や数値データの分析、顧客データの管理や資料作成などは全てエクセルで行っていました。
ただ、完全に独学&既存のテンプレで対応していたので、必要最低限の操作方法しかわかっていなかったように思います。
受験前の私のExcelスキルはこんな感じ。恥をしのんでお見せします。笑
・基本的な表、データの作成
・セルの書式設定(折り返しとか結合)
・行、列の操作(幅の増減とか挿入)
・印刷やページ設定
・フィルタの操作
・関数の使用(SUM程度の簡単なもの)
・ピボットテーブルの作成
...ざっくり、こんな感じ。
入力の1つ1つの操作(例えば、セルの見栄えとか行の調整とか)はできていたけど、データやブック全体としては活かしきれていなかった、という感じでしょうか。
MOS エクセル2016の学習範囲
ここからは、MOSの出題内容の詳細ようなものを書いていきます。
私はFOM出版の「よくわかるマスター MOS Excel 2016対策テキスト&問題集」を使って勉強したので、そちらのカテゴリ分けに沿って説明していきますね。
範囲①:ワークシートやブックの作成・管理
基本となるセルの入力や行・列の調整、印刷設定など、データを作成するにあたってまずハード面を固めていくような感覚です。
テキストでいう最初の章なので、これくらいできるでしょくらいに思っていたのですが、意外に初めて知ることが多くて最初からスロースタートでした。
例えば、
・文字の置換(Ctrl+Fでやってた、はよゆうて!)
・データのエクスポート(やったことございません)
・ブック全体のテーマカラーや配色の設定(めっちゃ便利やん!!)
・ヘッダー&フッターの挿入(自分で作ってたし...)
・クイックアクセスツールバーの設定(なんじゃそりゃって感じ)
とかとか。
知らなかった細々とした操作が多く、まずは存在を覚えるのに時間がかかりました。
範囲②:セル・セル範囲のデータ管理
お次は、セルや入力した内容にさらに機能をつけていくような、範囲①がハード面だとすると、データのソフト面をわかりやすく詰めていくような内容です。
新たに覚えたことは、
・インデントの調整(スペースじゃあきませんか?)
・セルのスタイルの設定(勝手にかっこよくなるとか便利...!)
・スパークラインの挿入(そもそもあったこと知りませんでした)
・データアウトライン挿入(同じく。しかも勝手に集計いれてくれるとか)
・条件付き書式の設定(同じく。いつ使うんや...ということはあえて突っ込まない)
など。
特に条件付き書式設定...めんどくさかったな。笑
データの数値に応じて、記号挿入とか文字の色が変わるとか、初見だったら覚えるのに時間がかかるかもです。
範囲③:テーブルの作成
ブック内のテーブル(=表)を見やすくする行程。内容は、
・レコードの抽出(やってたやってた、めっちゃ得意)
・昇降順などデータの並び替え(これも何となくできてた)
・テーブルの作成(・・・?!)
など。
基本を覚えなおすと言えど、こちらはよく使用していた機能だったので、特に苦手意識はなく順調に理解していくことができました。
ただ、テーブル作成!データの範囲を拾って勝手に表にしてくれる機能なのすが...
こんなのあったんですね。今までコツコツ自力で表作ってました。もっと早く知っておいたらよかった。
私の「なんとなくしか使っていなかった」のはまさにこんな感じです。
範囲④:数式・関数を使用した演算の実行
入力されたデータの数的な処理です。ご存知、いろんな関数。
・相対関数、絶対関数、複合関数(相対関数がギリギリできるレベル)
・SUM関数(もうここで勘弁してください)
・その他の関数(・・・(無言))
関数と聞くだけで苦手意識があり、もうこの章を勉強する前からナーバスでした。
数式に使用する[$]記号なんて使ったのは学習段階で初めてだし、IF関数や文字系の関数(UPPERやMIDDLE、CONCATENATE)も触れるのは初めて。
ですが、数式を覚えてしまったら一瞬で理解できました。
もしかしたら今回の勉強で一番サクッと腑に落ちた内容だったかもしれない。今までやってなかった自分なんだったの。
範囲⑤:グラフ・オブジェクトの作成
すでに入力した数値をもとにしたグラフの作成と、資料を見やすくするためのオブジェクト(図形)の挿入です。
所見の内容が、
・グラフの作成(なにそれ難しくありませんか?汗)
・グラフ内のデータの設定(・・・(同じく無言))
といった具合に基礎からで、関数同様最初から苦手意識満載でした。
ですが、結果的に選択したらExcelさまが勝手に作ってくれるので、そんな意識は簡単に崩れ去りました。
グラフ内の軸や範囲・系列の調整は正直理解はギリギリですが、まぁ大丈夫かなぁ(と信じたい)
オブジェクト(図形)の挿入や調整などは、パワポでもちょこちょこやっており基本は同じだったので、そんなに苦労はしませんでした。
MOS Excel2016に費やした勉強時間は?
私は独学だったのですが、トータルで学習した時間は50時間程度です。
30時間は参考書全体の理解につとめ、20時間は模擬試験をひたすら解いていました。
テキストの出題範囲①~⑤の中には、テーマに沿った例題が用意されています。
最初の30時間は、
範囲①の内容読み込み&例題を解く→範囲①答え合わせ
→範囲②の内容読み込み&例題を解く→範囲②答え合わせ→範囲①の例題を解く
→範囲③の内容読み込み&例題を解く→範囲③答え合わせ→範囲②の例題を解く
といった上記のような感じで、一度新しい範囲にコマが進む度に、忘れないように前の項に戻り復習のタイミングを入れていました。
なにしろ初めて覚えることが多く、それを頭に入れることが課題だったので...
準備期間でいうと1か月くらいでした。
もちろん、その間出かけたり家事をしたりブログを書いたりもしつつ、自分のペースで学習の時間に充てていました。
学習で苦労したこと
今回の学習で一番苦労した点は2つ。
・全く知らなかった機能を頭に叩き込む
・知っていた機能の正しい操作方法を覚える
MOSの試験は、全部で大問が7つあるのですが、指示に沿って操作を進め、最終的に1つのデータを完成させる形で進んでいきます。
それが結果的には正しい形に落ち着いていても、経過の操作が誤っていれば正解にはなりません。
私は今まで適当に使っていたので、無意識に変な操作で進めてしまっていたり、敢えてめんどくさいやり方をしてしまっていたりで、まさに覚えなおしでした。タブの役割とか、機能が隠されている正しい場所とか、です。
中途半端な経験がある状態より、まったく初めてから進めた方がすんなりいくように思います(学生さんとか)
MOSの受験を終えてのまとめ
やっぱり総じて思うことは、新しいことを一気に覚えるの大変...ですね。初めて見聞きする機能を覚えることも、勘違いしていた操作方法を正すことも。
でも、一回覚えたらかなり楽でした。「え、こんな簡単やったん?!」て感じ。
多分、覚えたり理解するのに時間がかかるだけであって、操作自体はそんなに難しいものではないのかもしれません。
そもそもMOSを受けずともこれを理解している方もたくさんいらっしゃるでしょうし...
実際、MOSは持っててもあまり意味がない、という意見もネット上で見ましたが、私はあくまで、今までなんちゃってユーザーだったご身分。
やっとスタートラインに立てたということで、今回の受験を全力で正当化したいと思います。笑
本当、社会人生活で取っ散らかっていたエクセルの知識が矯正されました。
引き続きWord2016の受験の準備も進めていますが、オフィスのソフトの仕組みがわかったからエクセルほど時間はかからなさそう。やる気があるうちに早く取得したいと思います。ただ、受験料バカ高いんだよな...これが最大の難点。
以上、今回は長くなりました。
参考にするなり、アホやなって思っていただくなり、印象に残ったら嬉しいです!
では!
~2019年12月15日:追記~
その後、Word2016も合格しました。その時の体験記▼▼▼