「ミニマリスト」。
この言葉がでてきてしばらくたつように思いますが、ブログを始めていろんな方のライフスタイルを拝見するようになってからというもの、自分の中で特にこの言葉の頻出度が上がったような気がします。
多くの人はミニマリストなんだ!物を持たない=ミニマリストなんだ!
それに感化されてか、なぜか私の特性を勝手にミニマリストだと勘違いしてました。
本当は全然違うのに。。そんな自分を見つめなおす回です。
私はミニマリストではありませんでした。。
先日の、私の家庭内での会話。
私:なぁなぁ、うちってミニマリストやんなぁ?
夫:へ?!どこを見てそう思ったん?!
私:だって、ホンマに要るもんしかこうてへんし。無駄なもん買わんし。
夫:あのね、そうかもしれんけど、あなたが持ってんのは”自分が欲しいと思う”必要最低限のモノでしょ。あの人たち(=ミニマリストさん)は、”生きていくうえで”必要最低限なモノしか持ってないの。だからあなたはミニマリストじゃないの。
私:・・・なるほど。(納得した)
例えば、生活していくうえで必要なのは、最低限の家具・家電・衣食住に関わるモノ、くらいでしょうか。
ですが私の周りには、趣味の本・絵画のポスター・ちょっとした雑貨、などが、あふれかえっているとは言わないまでも、まぁあることはある。最悪それがなくても、生命維持は余裕でできる。
どうやら私は、「”自分の好きなものごと”の範囲で最低限のモノしか持たない人がミニマリストだ」という、現役のミニマリストさんからしたら本当に舐めくさってるような、かなりおめでたい思い込みをしていたようです。アホだな。
ちなみに相方は私に「倹約家」という言葉を充てましたが、そうなのか?
「ミニマリスト」と「倹約家」。字面の対比、悪くない??
倹約家がしっくりこなかったので他の言い方を調べてみた
では、そんなミニマリストでなくても自分に必要なモノを厳選して生活している人のことを何というか調べてみると、「シンプリスト」というらしいです。。(遅い)
「シンプリスト」はモノ・コトの数に関係なく、すべての要素を簡単にして単純化することで、よりよく生きる知恵を持った人たちのことです。
引用:キナリノ
別に要素を簡単・単純化している意識もないので、そういわれてもよくわかりません。。
ただキナリノさんがシンプリストの生き方を表現している中で、「好きなモノに囲まれて過ごす」「長く愛せるモノを身につける」「色・かたち・素材にこだわり統一感を持たせる」等々といったことは、当たらずも遠からずなので、おそらくミニマリストよりは断然こっち派の人間であることには間違いないのでしょう。
シンプリストを名乗っていいですか?
結局のところ私はモノが好きな部類だと思うのですが、生活の中でこれがあったら心が潤う、と特に感じるモノがこれ。
・機能的でシンプルかつ自分らしい色やデザインだと直感的に感じる服
・アーティストの絵画や世界のキレイな景色が載っている本
・普通の料理でも食卓がちょっとよく感じられるような食器
この辺に関しては、生命維持に関係なかろうと自分の生活空間の中であってほしいモノです。しかも、本は印刷媒体の「本」として持っておきたいという超アナログ人間...
ですが、これらを何でも買いそろえるというわけではありません。
服はユニクロだろうが直営ブランドだろうが、本当に気に入るか・本当に必要かを見極めないと買わないし、本もただのオブジェになりそうだったらガマンする。食器も新しいものがどんなにかわいかろうが、同じような形のものをすでに持っていたら買わない。出費に換算しても、実はそんなにありません。
またそれ以外でも、いいなと思うモノがあっても今の生活に必要ないと判断したら絶対に買わないし、逆に必要なモノがあっても売っている商品のデザインが気に入らなければ無理に買ったりもしない。
要はケチともいえるのですが、自分がこだわって選んだモノや好みにブレのないモノだけを置いておきたい、という感じでしょうか。。
自分らしく、生活できたらそれでいい
つまりは、ミニマリストでなくても、心が豊かになるとう基準での必要最低限のモノに囲まれた暮らしだって選択肢としてアリだよね、という確認です。笑
あまり自覚はありませんが、私はモノが好きなタチなようで、ミニマリストには程遠い部屋に住んでおりますし、少ないモノで暮らせる気もしません。笑
だからって煩雑になるのではなく、「好き」が洗練された、好みに妥協のない空間で自分らしい生活をしてみたいなぁと思うのでした。
部屋のどの区画を切り取っても、「自分の感性」が感じられるような、そんなモノ選びをしていきたいものです。
プロフィールにもあるよう、一応目標が「丁寧な暮らしをすること」ではあるので、たまにはこんな日記も書いてみました。
それでは!