2019年12月6日~12月12日の7日間にわたるウズベキスタン女一人旅の旅行記です。
今回は6日目。旅行の実質最終日は首都タシケント。バザールやスーパーなど、中央アジアのリアルに触れてきました!
※前回の記事はこちら▼▼▼
ブハラやサマルカンドとは打って変わって、「都市」という印象でした。
6日目 タシケント
サマルカンドからタシケントに、前日の夜に前乗り。実質的な最終日、メインイベントはバザールとスーパー。
まずはホテル周辺の散策を楽しんだのち、目的地に行くというスケジュール。ウズベキスタン第一の都市、どんな感じなのかしっかり見ておかなければ。
ティムール広場周辺
まずは、早朝のお決まり散歩。
宿泊したホテルウズベキスタンはから次の目的地である工芸博物館までは2km強のため、観光がてら歩くことに。
サマルカンドに引き続き、ウズベキスタンの午前中は本当に人通りが少ない。。
季節的な問題で葉は枯れているけど、春夏だときっときれいな公園なんだろうと思う。
ナヴォイ・オペラ劇場
工芸博物館までの道の途中にあるこちらの劇場。
これこそ、ウズベキスタン国民が親日家になってくれた主な理由かもしれません。そしてウズベキスタンに行く日本人なら、誰もが知ることになる場所でしょう。
第二次世界大戦後に、シベリア拘留の捕虜となった日本人がこの建設に従事し、真面目な働きぶりと後の大地震の際にも崩壊しなかった技術の高さで、ウズベキスタン国民に日本人がいかに素晴らしいかを認識されるきっかけとなったのだそう。
同じ日本人として訪れない理由はないと思い、記念に訪問。
ウズベキスタン工芸博物館
読んで名の通り、ウズベキスタンの工芸品を集めた博物館。
スザニや絨毯、食器に木工品など、多くの工芸品が展示されていました。
ホテルから歩いて行ける場所、という理由だけで訪問を決めたけど、来て良かった。
ブハラやサマルカンドで何気なくみていたモノが、昔からのルーツが刻まれているということが実感できたから。(言語は何書いてるのか全く意味不明だったけど...)
ここで、ウズベク語を学ぶ日本の大学生がホームステイに来たというホストファミリーに遭遇。ちょっと会話して記念写真。またここでも、国際交流。
タシケント地下鉄、初挑戦!!
ここから次の目的地であるバザール方面には徒歩で行くには遠い距離だったので、初めて地下鉄に乗ることに。
地下鉄の入口。武骨かつスタイリッシュな感じがしてかっこいい。
この国の地下鉄は首都にしか通っていないものの、市内全体の範囲をカバーしていて便利。おまけにどの区間も一律1,400スム≒16円で乗れるので、日本に比べとても得した気分になる。笑
クカルダシュ・メドレセとジャーミィモスク
チョルスー駅にて下車。ウズベキスタン最大のバザールであるチョルスーバザールの最寄り駅だけに、地下から上がった瞬間の露店と人の多さ!!
近辺にあるこちらの2つの建築を、先に回ることにしました。
▲クカルダシュメドレセはなんと現存する神学校で、実際に生徒さんが勉強してらっしゃる。。観光地というよりはリアルな施設で、中庭をチラッと回って退散。
▼メドレセの前のジャーミィモスク。外観を見たのみです。
ところで、ウズベキスタンに来てからずっと気になっていることがあって。各都市に「モスク」と呼ばれるものがあっても、1日5回のお祈りのアザーンが聞こえたことがない、ということ。
私はアザーンの音やざわついた街にその歌が響く感じが結構好きだったので、イスラム圏の国でこれが聞けなかったのは少し残念。笑
でも、長らく旧ソ連の国でロシアの色が強く残っているから、それも仕方ないことなのかな。。
チョルスーバザール
タシケントに来て楽しみにしていたこちら!!
前日にサマルカンドでショブバザールに行ったに関わらず、また本日もバザール。
タシケント旧市街にあり、100年以上前から市民の台所として栄えているそう。広さは中央アジア有数と言われており、広いと思っていたサマルカンドのバザールよりも更に、広大でした...!
こちらはメインバザールの建物。
来る前は、この建物で完結すると思っていたものの大間違い。この建物を囲むように、別棟や露店がずーーーーーっと並んでいるので、1日居ても飽きない。
メインバザールの2階から見た風景。
こんな感じで、同じ業種を営む商人さんでひしめき合っています。
ただ、売っているものはサマルカンドのバザールとさして変わらず。そこでスパイスやナッツを既に購入していたので、ここでの購入には至りませんでした。その後にスーパーも控えていたしね。
ですが雑貨となると別で、後悔のないように買い足し。。
こちらでもカップをはじめ、いくつか雑貨を購入。閑散期だからか、拍子抜けするくらいあっさり値切ってくれてびっくりした。笑
ここで初めて、物乞いに遭遇。町の規模が大きくなると、やはりいらっしゃいました。
シャシリク&サモサ@バザールのチャイハナ
いろんなお店を見て回っている途中で、バザールの中にある大衆食堂でランチを。
ウズベキスタンに来たら絶対食べたいと思っていたもののうちの1つ、シャシリク。串焼き肉のことです。
肉肉しい感じはあまり得意ではないのですが、これ、めちゃくちゃおいしかった。
チャイハナでは相席になることが多く、たまたま前にいたおじさんがパンを「食べな」とくれました。また別のおじさんからもお茶をおごってもらい、ここに現地の人に食べ物を恵んでもらうアジア人という絵が完成。。笑
パンおじさんはウズベク語オンリーだったので、お茶おじさんの英語&グーグル翻訳を介して会話した結果、日本映画が大好きで『おしん』が最高とのこと。笑
このお茶おじさんが少し厄介で、チャイハナを離れようとしたときに後をついてきて、一緒に回ってあげるだの、また会える?だの言ってこられ、少し警戒。。
基本的にはウズベキスタンの方は親切な方ばかりですが、この時ばかりは直感的によくない感じがして、一人で大丈夫だからと撒きました。
一緒に回っていたらどうなってたんだろう。。
その後、無事撒いて別の食堂でチキンのサモサを食べましたが、お茶おじさんのおかげで印象がめちゃくちゃに薄い。。
サマルカンド・タルヴォザ
名残惜しくバザールをはなれ、徒歩10分ほどのこちらに。
国内でもかなりでかいショッピングセンター。印象的な建物はたくさん見たけどやはり歴史遺産や観光地。結局はこれがウズベキスタンの"今"に近いんだろうなと、ぜひ訪れたく思っていました。
日本のイオンみたいな感じなのか、規模も大きくザ・資本主義!!という感じ。
また韓国資本が多く入ってきているのか、サムスンの広告がここのほか、町のいたる所で見られました。
フードコートではたくさんのファミリーや若者がおしゃべり。もうこれは、日本でも見慣れた光景です。笑
ビジュアルにそそられてアイスを食す...アイスはどの国も等しくアイスの味。おいしい!!
食品売り場では、自宅やばらまき用に大量のお土産を購入!!
日本でも重宝しそうな調味料は自分用土産の鉄板。なんで海外のスーパーってこんなに楽しいのだろう。笑
中央アジアプロフセンター(未遂)
サマルカンド・タルヴォザを出るころには日が暮れ始めてました。
そろそろ早めの夕食をとりたいところだけど、どうしよう。。と考えた結果、名物でもある中央アジアプロフセンターに行くことに。
ここだけ中心部から離れた場所にあり優先順位は低かったのですが、時間もあるし閉店時間には間に合いそうだし、せっかくなのでいっちゃえ、と。
スーパー前のタクシーのお兄ちゃんが別タクシーの運ちゃんに料金交渉してくれ、市北部の現地に到着すると。。
なんと閉店。一応ガイドブックには18:00までと書いていたのですが、冬季は短縮なのか、なくなり次第終了なのか。コメの口になっていたのでかなりショック。。
仕方なく、帰るべく最寄りの地下鉄駅まで徒歩。途中、悲しみのテレビ塔。。
ホテルの部屋から見えるきれいな塔が気になっていたけど、これだったのか。
最後のラグマン@アフソナ
幸い、ホテル近くの駅は繁華街で夕食に困ることはなかったので、ガイドブックに載っていたレストラン「アフソナ」へ。
リベンジとばかりにプロフを注文すると、なんと売り切れとのこと!!
もうこうなったら、ウズベキスタン4度目のラグマン。何度もお世話になった料理だし、最後はもうこうなる運命だったのよね。スム余ってるから、デザートのアイスまでつけたったわ!!
高級レストランらしいのですが、38,400スム≒440円で食べられました。ウズベキスタンの物価バンザイ!!
7日目 そして、帰路に...
すっかり夜と呼べる時間になり、ホテルで待ってくれているドライバーと合流し空港に。。
これにて、5泊7日のウズベキスタン旅行は終了。
感想や印象はここには書ききれないけど、思うことは3つ。
青い遺跡が美しい。良くも悪くも思っていた国と違う。そして何より、人が親切。
観光は存分に楽しんだけど、私が期待したイスラム文化圏とは少し違ったな。町も思ったより整然としていたな。でもそれ以上に、温かい人ばかり!!!
どうかこの国美しい部分はそのままで、出会った人たちがみんな息災に暮らせますように。
そんなことを思いながら、名残惜しく飛行機に乗るのでした。
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これでウズベキスタン旅行記は一旦終了です。
購入したお土産やお金のことなど、ここに書ききれなかったウズベキスタンの情報はちょこちょこ小出しに書いていきたいと思っています。
カテゴリの『ウズベキスタン旅行記』に溜めていきますので、よければまたお付き合いくださいなぁ!
~2020年2月9日:追記~
実はこの後、空港でちょっとした事件がありました。続編というなれば、こちらから▼▼▼