久々、本のレビュー(という名の感想)ブログです。
今回は、本屋さんで平置きにされていて思わず手に取って即購入してしまったこの本。
普段、衝動買いは滅多にしないタイプなので、珍しいです。でもでも、買ってよかった!!!
フォトジェニックでワクワクするような写真の数々に膨大な情報量、シンプルにコスパ良です!!
今、行きたい!世界の絶景大辞典1000
朝日新聞出版 2019年12月30日発行。
本当にこの手の本に弱い私。。
タイトル通り、世界の絶景が1000カ所紹介されている写真集です。
同じような本は家にもちょこちょこありますが、今回のものは断トツで買ってよかった!なんというか、本全体の構成と言うんでしょうか?トーンと言うんでしょうか?
とても読みやすかったし、旅行や世界地理歴史が好きな方は多分好きかなと思います...!!以下、私の感想。
世界の絶景を惜しみなく紹介された1冊
言うまでもなく、写真はどれもフォトジェニックでとても美しい。なので、この手の感想は割愛します。笑
同じジャンルの本の中でどうしてこれがよかったのか、というところにフォーカス(できてないかもしれませんが…)。
感想① 情報量が多い!!
まずは、載っている絶景の数が多い、ということが一番ですかね。
「世界の〇〇ベスト100」とか「美しい〇〇365日」といった本はありますが、こちらはその数1000!!とにかくすごい情報量...。
その上、自然・建築・民族・市場・お城・遺跡などなんでもござれなので、ジャンル問わず多くの景色が見れるのが嬉しい。
よく、世界の美しい「空」とか「秘境」とか「都市」とか、テーマを絞った写真集は結構見るのですが、どのページも雰囲気が似ているので、途中で飽きてしまったりするんですよねぇ。。(ただのわがまま)
こちらの本は、そういったもの全てがトータルで1冊に詰まっているので、ページをめくるたび新鮮で、終始飽きずに読めるような気がしています。
感想② 構成とデザインが見やすい
ジャンル問わずと書きましたが、本の構成はある程度、地域とテーマに区切って紹介してくれているので、とても見やすいです。
大きな構成として「アジア」があって、その次にテーマ別で「聖地」「寺院」「都市・夜景」「古都」...と続く感じ。「ヨーロッパ」内だと、「旧市街」「おとぎの町」「美術館」「祭り」...、「北中米」内だと、「自然公園」「ビーチ」「都市」「動物」...みたいな感じです。
しかも、スケールのでかい写真は見開きで、雑多な雰囲気の写真は小さく分割して並べて...という風に、ページ全体で魅せられるような感じで楽しいんですよ。上記のページはヨーロッパの都市のページですが大きく掲載されている方です。
単調にならないというのも、楽しく完読する上で結構大事だったりしますよね。笑
感想③ 適度なテキスト量で読みやすい(笑)
1000という膨大な情報量の割に、テキスト量はめっちゃ少ない。これ、大事。笑
写真だけだと逆に味気ない&わからないので説明はやはりほしいもの。。でも多すぎてもしんどいんですよね。(これもただのわがまま)
この本はそういった情報が端的に書かれているのでめちゃくちゃわかりやすい。
写真の大きさにもよりますが、1つにつき大体100文字前後とかのテキストが多い気がします。
活字嫌いの方にもぜひおすすめ。笑
地理や世界遺産の資料としても使えそう?
これはほかの多くの写真集も同じですが、ちゃんと各地域ごとに導入としてそのエリアの説明や地図を載せてくれています。
各エリアの特色やその中でのすみわけがわかるので、こういったものはありがたい。
このゆるいインプット具合が、大人の脳みそにはちょうどいいです。笑
個人的によかったのが、世界遺産の写真にはきちんとその印が示されていること。
近年中に趣味と自己啓発で世界遺産検定にチャレンジしたいと考えているのですが、1121件もある(2020年2月現在)らしい遺産の中で私が知っている物なんてたかが知れています。。
こういった切り口で初見の遺産を知るきっかけがあれば一石二鳥だなぁ、と。笑
私はこれで脳内世界旅行を試みる
とにかく、世界は行きたいところであふれている。
でもしがない一般ピープルの私には、いける時間もお金もタイミングも限られている!
昨年は運よく何度か行けたけど、今度はいつになるのやら。。
ということで、これを使ってしばらくは脳内世界旅行を楽しむことにします。
そして眺めては次に行きたいところを迷って、今後のモチベーションにつなげます。
とりあえず、インド(とトルコとカンボジアと...)に行かないと死ねない。
ちなみにこの本、お値段は税込2,420円。海外旅行に行くことを思ったら、格安。笑
旅行が趣味の方、外国の歴史文化に興味がある方、写真が好きな方、ぜひ、おすすめです。
最後に、帯に書かれてあったコピーを一言。
「夢で終えるのか、そこに立つのか」。また、うまいこと煽って来よります。笑