サツキログ

DINKsの30代OLによるライフスタイルブログ。日々の生活/旅行記/キャリア/カルチャー関連など。元社畜です。

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メンタルヘルス不調で退職した後、心身を整えるためにやった10のこと

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この4月から新しい職場で改めて「働く」ということを再開しますが、直近の退職理由がメンタルヘルス不調のため、半年ほど療養を兼ねて自宅でゆっくりした生活を送っていました。

今日は、そんな中で心と体を回復させるため、私がやったことをまとめます。

同じくメンタルヘルス不調を抱えている方や毎日頑張っている方にとって、少しでも励みになると嬉しいです。

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はじめに~わたしの場合について~

私は昨年の夏、勤めていた職場のストレスから適応障害というメンタルヘルス不調を発症し休職、同年秋にそのまま退職しました。ブログでは初のカミングアウトです。笑

適応障害とは、ある特定の、その人にとって耐えがたいストレスが原因で心身に症状をきたし(吐き気・めまい・睡眠障害・気分障害など)、情緒面・行動面における個人の社会的機能が上手く働かなくなるメンタルヘルス不調のことを言います。(私は自律神経系の乱れと抑うつ気分が顕著でした)

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明確なストレッサーに接してから3か月以内に発症するらしいのですが、私の場合4月に転職してから、3、4か月目あたりからじわじわと不調を感じ、5か月目に心療内科にかかったので、割と持ちこたえた方ではないでしょうか。笑

また、ストレス要因がはっきりしており、その要因から離れると3か月ほどで症状は緩和し、6か月もたつとほぼ完全に回復します。

放置しておくとうつ病などに発展する危険性を孕みますが、きちんと対処すれば比較的早いペースで完治する、重篤度が極めて低いメンタルヘルス不調の1つです。

※詳しくはこちらのリンクからご覧ください(厚生労働省)

心身を整えるためにやったこと:疲弊期編

8月・9月は疲弊期で、とにかく体を休めることしか考えられませんでした。文字通り廃人で、うつ手前の心身状態だったような気がします。

①ひたすら寝た

「眠る」「横になる」両者の意味でも、とにかく寝ていました。夜はベッドで眠って、昼はソファで横になって。症状の1つか、如何せん立っていることにかなりの苦痛を伴ったので、1日のほとんどを寝て過ごす状態が2週間ほど続きました。。

②実家に帰った

車で1時間もかからない場所に実家があるので、身体が動ける日にはちょこちょこ帰っていました。良くも悪くも両親はそんなメンタルヘルス不調をないものとして接してくれたので、自分が「不調者」だということを忘れて気分転換ができたと思います。

③実家の犬でアニマルセラピーをした

実家の柴犬を溺愛しています笑。帰省した時には一緒に遊んで、常にモフモフを触っていました。アニマルセラピーならぬ、これも療養の一環になったような気がします。

④YouTubeで動物の癒し動画を見た

柴犬不足の日には、YouTubeで動画を見ていました。特にお世話になったチャンネルは、『ももと天空』。失礼ながら、「都会的な幸せ」のイメージとはかけ離れた風景なのですが、主さんと動物達が丁寧に日々を生きる尊さが伝わってきて。。心の豊かさや他人軸に左右されない幸せを考えるきっかけになります。とてもおすすめ。


パパが起きて出勤するまで Things Before Dad leaves for work

⑤海外の景色が美しい映画を見た

現実逃避できるような、海外の風景を眺められる映画を見てリラックスするようにしました。特にインドに逃亡願望があったため、インド系映画が多かったです。8月・9月の私のブログに映画系ネタが多いのはそのためです笑。ガンジス河行きてー。。

⑥仕事を連想させるメディアを見ないようにした

まさかの自分がメンタルヘルス不調に陥ってしまったショックと無職になった罪悪感とで、テレビの画面などから働く人たちを見ることすらストレスでした。特にCMのキラキラ働き女子たちを見るのが辛かった。。だから意図的にテレビは消していました。

心身を整えるためにやったこと:回復期編

10月にも入ると、症状もかなり落ち着いてきて活発に動けるようになってきました。

それでも完全回復と言われる半年まではまだ期間があるし、こうなったら失業手当ももらい切ろうと決め、しばらくのニート生活に突入です。

⑦現実逃避ができそうな本を読んだ

活字をおうことに抵抗がなくなったので、脳みそを動かすためにも本を読みました。これも映画と同じく、海外逃亡をイメージして旅エッセイや写真集など。やはり現実逃避系は効きます。面白かったのは、さくら剛さんの作品。アホらしくて元気が出ます。笑

⑧海外旅行に出かけた

これまでの社畜中にまとまった連休をとれたことがまずなかったので、この機会に海外に旅に出ました。12月に一人でウズベキスタンに、1月に夫と台湾(コロナはギリギリ回避...)に。やはり、自分は異文化に触れることが好きなんだと再認識。息抜きの意味でも、これから働く上でのモチベーションを見つけられたという意味でも、行けて良かったです。

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⑨資格の勉強をして自己肯定感を高めた

さすがに何もしていないことが逆に辛くなってきたので、エネルギーを資格の勉強にあてて昇華させました。取ったのは、MOSのExcelとWord。今まで自己流で確証なく操作していたので、これは(役に立つ立たないというよりは)就活を控えている自分において自己啓発をしている、という心のお守りがわりになりました。

www.satsukilog.com

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また、今回のケジメとして、3月開催予定のメンタルヘルスマネジメント検定の受験勉強もしていたのですが、まさかのコロナで中止。11月に再受験予定です。。チーン。

⑩元気な自分を思い出させてくれる親しい人にあった

幼馴染や高校・大学時代の友人、社会人時代の戦友・後輩といった、自分をよく知る人物と会いました。一応状況は話しますが、そんなこと関係なしに接してくれるし、彼らと話すことで元気だった頃・威勢のよかった頃の自分に戻ることができます。これには本当に助けられました。

まとめ~人と会うことが一番の回復薬~

以上、私がメンタルヘルス不調の中で心身を整えるためにやった10のことでした。

振り返ると、⑩の「親しい友人に会う」「会いたい人に会う」ということが一番効果があったように思います。

特にメンタルヘルス不調にかかるということは、少なからず自分に自信を無くす出来事になるのですが、元気な自分を知っている人に会うと、その頃のまま接してくれるので、「強気な自分」や「仕事ができていた自分」を思い出させてくれるんですよね。

その上「そんなとこ辞めてよかったなー!」「ちょっとくらい休んでも大丈夫やって!」という具合に、そこまで重いものと受け止めず自分の状況を肯定してくれるので、気分がだいぶ楽になりました。

皆さんにも、ぜひ、自分が自分らしくいられる友人は大切にしていただきたいです。

 

ここに書いた中には、私が長期で休むことができたからこそなしえたこともあり、人によってはあまり現実的でないものもあるかもしれません...(ひたすら寝るとか旅行とか)

ただまぁこんな奴もいるよーということで、毎日を頑張る気休めみたいなものを感じていただければ嬉しいです。

日々のお勤め、家事育児、お疲れ様です。自分を大事に、どうかご自愛ください。