2024年2月、夫と二人、タイはバンコクへの旅行が叶いました!
3泊5日の行程の中、順番にブログに記します。
<行程>
1日目:出国/カオサン通り
2日目:クローンラットマヨム水上マーケット/チャトチャックウィークエンドマーケット/タラートノイ/チャイナタウン
3日目:アユタヤ遺跡群/パッポン通り/ビッグC ←今ココ
4日目:ワットポー/ワットプラケオ/王朝市場/ワットパクナム/ワットアルン/カオサン通り
5日目:深夜便にて帰国
~~~~~~~~~~~~~~
先日投稿した念願タイ旅行②のブログが、「今日のはてなブログ」で取り上げていただけました。
たくさんスターをくださった皆さん、新たに読者登録して下さった皆さん、ありがとうございましたm(__)m
3日目
3日目のメインベントは、何と言っても世界遺産アユタヤへの小旅行。
バンコクから電車で片道1時間と移動距離があるほか、現地でもある程度遺跡群を回る時間を取っておかないといけないので、ほぼ1日作業です。
そのためアユタヤ帰りの夜におまけのスポットを追加したという感じ。
ただ、アユタヤでの気候とスケジュールが想像以上にハード過ぎて夜の体力が限界に。
改めてタイの暑さを甘く見てはいけないことを実感した1日となりました。
アユタヤ遺跡
バンコクからアユタヤに行くには、まずは列車始発のアピワット駅から。
宿からは少し距離のある駅だったので、8:45の列車に乗るため7:30ごろに宿を出る。ちなみに駅に着いたからとはいえアユタヤ行ホームまでの移動距離が超長いので要注意。
アピワット駅からみた曇天のバンコク。
切符を買い列車に乗り込んで、いざアユタヤへ出発。列車は席がランク分けされているところ、私たちは節約とローカル感を味わいたかったということ踏まえて3等車に乗車。これで片道20バーツ(約80円!)。タイの物価ありがとうTT
さてここで、アユタヤの本題にうつる前に少々前置きを。
アユタヤ遺跡といっても、1つだけがドン!とあるわけではありません。「アユタヤ」というエリアの中に、いくつもの遺跡が点在しており、それらをまとめて「古都アユタヤ」という括りで世界遺産に登録されています。
我が地元が、春日大社や東大寺などをまとめて「古都奈良の文化財」とされているのと同じようなもの。
見どころと言われる遺跡は全部で7つあり、私たちはその中でも6つを回りました。
■アユタヤ到着
アユタヤ駅は小さな川で遺跡と隔たれているため、着いたらまずは渡し船で対岸へ。
その後、遺跡を回るための交通を確保。タクシー・トゥクトゥク・自転車など色々ある中、私たちはレンタルバイクに。
移動し始めて最初に思ったのは、アユタヤ、意外と交通量あるな...ということ。
都会ほど整備はされていないとはいえ道路車線数はそこそこ多く、車もビュンビュンに走っている。わびさびのある遺跡エリアだと思ってたのでまずここにびっくり。
ただ、普通に走っているふとした瞬間に木々の間から頭をのぞかせた遺跡が見えた時は、さすがに感動しました。遺跡と日常が共存してる町なんだな、と。
■ワット・プラマハタートと朝ご飯
恐らくアユタヤで最も知られているであろう、木々に埋もれた顔面で有名なこの遺跡。
その前に朝ご飯を食べ損ねていたので、横にあるカフェで軽食をとることに。
その後、遺跡巡り開始。入ったら、いきなり有名なお顔とご対面。
神聖なものなので、写真を撮る時も像の目線より上の位置からはNGとのこと。
混んでいたのはこの像の前くらいで、他の所は比較的スムーズに散策。アユタヤはミャンマー軍に滅ぼされたらしいのだけど、いかにも崩れかかっている塔などもあって生々しかった。
■ワットラーチャブーラナ
続いて、ワット・マハタートの隣にあるこちらに。
先ほどのワット・マハタートもそうだけど、頭が破壊された像が多いなー残酷だなーと思っていたら、帰国後に「それは頭に高価なものを隠していて根こそぎ奪われたからだ」と知る。
今回ガイドナシの自力観光だったけど、色々教えてもらいながらだったら何倍も勉強になったんだろうな。予備知識ほぼゼロで着たことを少し後悔。
■お昼ご飯
上記2遺跡の近くにある食堂で昼食。
元々は船の上で提供していたことにルーツがあるらしいヌードル屋さんで、ガイドブックなどでも結構取り上げられているところ。
店内中央にある厨房。手さばきが早すぎて、写真見たら全部残像だった。
びっくりしたのがそのお値段。なんと1杯30バーツ(120円)くらいで提供されている。しかもおいしい!周りの外国人観光客も、わんこそばのごとく何杯も食べている。
私達ももう少しいただいておけばよかった。アユタヤのお昼ごはんで絶対におすすめ!
(パーレック:Google マップ)
■ワット・プララーム
ガイドブックではあまり大きく取り上げられてないこちら。
正直、遺跡の中身は他の遺跡と変わりがあるようには思わなかったけど、こちらの特徴は近くにエレファントライドの乗り場があるところ。
アユタヤ遺跡×像の構図はタイと言えばコレといった風景の一つ。乗らなかったものの、定番のカットを生で見られてよかった。
■ワット・プラ・シー・サンペット
こちらはアユタヤの寺院の中でも最も品格が高いとされていたらしい。
また唯一この遺跡だけにあるものとして、3つの三角形の仏塔も特徴的。
王宮内にあったとのことで、他の遺跡に比べても広い印象。その分体力を消耗され、このあたりからとんでもない暑さと疲労感に襲われる。
それもそのはず、グーグルマップを見ると現地の気温は36度。2月とはいえ、アユタヤの気候は暑い。
■ワット・ロカヤ・スター
バンコクのワット・ポーを思わせるこちらはポー同じく涅槃像が有名。
わかりやすいので、アユタヤに来たら絶対に訪れたいと思っていた遺跡の一つ。
しかしながら、あるものは本当にこれだけという感じで一瞬で散策終了。
先ほどに続き本当に暑すぎて、遺跡横の商店でお茶を買って地べたに座って飲んでいると、「これに座りな!」と自分が店番で座っていた椅子を差し出してくれる。タイ人優しい...;;
■ワット・チャイ・ワタラーナム
最後のハイライトはアユタヤで最も荘厳と言われているこちらの遺跡。
今までの5遺跡よりも少しだけ距離を隔てたころにあるものの、頑張って訪問。
でかい!!広い!!西陽がきつい!!!!!
そしてこの頃になるともうそれぞれの遺跡の違いがわからなくなっていて、見慣れたトウモロコシのような仏塔と頭のない石像をカメラに納めるのみ。まぁなんともったいない観光の仕方。
一通り見終わったら、もう夕方。
暑さと疲労感でヘロヘロになりながらもバイク返却→渡し舟に乗り、駅まで戻ってバンコク行きの列車に乗車。かなり駆け足の戻りだったけど、夕方前のアユタヤの喧噪はどこかしら情緒があり、時間があればこの土地に1泊してみるのもいいかもなぁと思った。
パッポン通り
さてバンコク着後はアピワット駅で少し休憩をとり、BTS(電車)でパッポン通りに。
パッポン通りとはちょっとした歓楽街で、今や外国人観光客の名物になっている。
タイ通の友人K曰く、「ピンポンショー見てきてな~」とのことだったが、パッポンのエンタメにはあまり興味をそそられなかったので、周辺をぶらっとしたのみ。
ちなみにピンポンショーとは、パフォーマーのおねえちゃんが自分のお股にピンポン玉を挿入し、それをポーン!と飛ばす様を見て感心するアダルティかつおもしろエンターテイメントらしい。タイ、色々すごい。
それより私はパッポンより1本北の通り、タニヤ通りの方が強烈だった。
なんかもう看板が全部日本語なのに、明らかに東南アジア風情のあけすけな呼び込みをしていて、なんだこのシュールな光景。
ちなみにあけすけな呼び込みとは、店頭に並べられた椅子にその店のお姉さまたち全員が腰掛け、道行く人に手を振り愛想を振りまくというもの。まるで映画とかで見る遊郭の格子ナシバージョンだと思いつつ、あっけらかんとしすぎて逆にいやらしさを感じなかったのは私だけか。。
肝心のパッポンは通りの最初に足を突っ込んだだけだけど、なんか観光客向けのお土産屋台ストリートのような印象。ガイドブックなどによると、ブランド品の偽物が売られてるっぽい。
時間が押していたので、泣く泣く次の行程に。
■晩ご飯
さて、パッポンの近くで晩御飯を。
...の予定だったのだが、ご飯担当の夫が別の場所に良さげなところがあるとのこと。
ところが、行ってみたら「ごめん場所間違ってた…」と。その後2件目を探してくれて向かったところ、「ごめん閉店やった...」と。
おい。どうした。いつもは血眼になって探す夫の晩ご飯レーダーが振るわない。ちなみにこやつは前日もめぼしい店に行ったら閉店後だったという失態を犯している。
それでもなんとか探し出し、よさげなお店でようやくご飯を。
今まで屋台やローカル食堂が多かったけど、立地的に繁華街にいた都合上、この旅初めてのレストラン。お値段、前日の約3.5倍。タイの格差社会よ。。。
とはいえ、屋台や食堂では食べられなかったグリーンカレー・トムヤムクン・タイ風オムレツが食べられて満足。特に本場のトムヤムクンは、クセがなくスッキリしていてめちゃくちゃおいしかった!!
(Jasmine Siam Kitchen:Google マップ)
ビッグC
この日の最終イベント、タイ屈指の巨大スーパー・ビッグCでお土産購入!!
本当はもう少しローカルなエリアのビッグCに行く予定だったのだけれど、晩ご飯の段でプランが崩れたので、レストランから近い店舗に行く事に。
すると、これがバンコク内でも最も大規模な「ビッグCラチャダブリ店」だったよう。
幸か不幸か、疲労感MAXの1日のクライマックスとしてはしんどすぎて、お互い全く選ぶ気力がない状態で何とかカゴに入れる。楽しいお土産選びの時間がもはや作業に。。
最後の気力を振り絞ってシャッターを押したビッグCの店内写真がこちら。
写真ではわかりづらいけど、夜21~22時にも関わらずすごい人と活気。値段気にしてないカゴの物量。
きっと、体力気力共に余裕のあるコンディションだったらめっちゃ楽しいんだろうなー...
最後、何とか力を振り絞ってタクシーに乗り込み。宿に帰還。
タクシーのおじちゃんがご厚意で翻訳機能を使ってたくさんコミュニケーションを取ろうとしてくれたのに、疲れすぎて中身のない返事しかできなかったのが本当に申し訳なかった。
3日目まとめ
世界遺産アユタヤ!!その広さ、大きさ、暑さ、全部舐めてました。
遺跡エリアだけあって周りに何も遮るものがなく、もろに直撃する日光。自力でフィールドワーク的に遺跡を回る中、気候と日差しで体力が確実に消耗されます。
本当に暑かった、、というのが3日目の感想。
ちなみにアユタヤの写真の空が薄暗く見えるのが多いのは、私の写真スキルが無さ過ぎて快晴が白飛びしてしまっているから。それくらいまぶしい。
とはいえ、舗装されてない道の埃と止まらない汗にまみれ、700年前の遺跡群の中を走り回った1日は、人生の中でもめったにないレアな経験になったのではないかと思います。
時間に制限があったので、途中からスタンプラリー的な訪れ方になったのが反省。
もし次行くチャンスがあるのであれば、アユタヤ王朝と遺跡の理解を深めて訪れたい。
そして、不完全燃焼だったビッグCにて、きちんと時間を取って満足な買い物がしたい!