サツキログ

DINKsの30代OLによるライフスタイルブログ。日々の生活/旅行記/キャリア/カルチャー関連など。元社畜です。

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ライトな読書のススメvol.4|番外編:お世話になった書籍BEST5《小説/マンガ/エッセイ何でもあり》

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さて、四半期ごとに展開している私の読書記録シリーズ(自己満)ですが、2020年10~12月はほとんど本というものを購入していないんです。。

無鉄砲に資格受験のスケジュールを詰め込んでしまい、その対策が優先になった結果、買って読んだのは前回ブログに書いた『女は好きなことを仕事にする』のみ。

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とはいえプツっと途切れてしまうのもやだな、ということで、今回は番外編です。

過去、私の特に思い入れのある本たちを、事実お世話になった本と称して5件紹介させていただきます。

これまた自己満ですし、半分自分の記録用みたいなもんですが、ライトな中にも「面白そう!」と思ってもらえるものがあれば嬉しいです。

1.働きマン/安野モヨコ

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いきなりマンガから^^;安野モヨコ先生による働く大人向けマンガです。

週刊誌の記者である松方弘子が仕事に奔走する日常を通して、十人十色の"働くとは?"が描かれた作品。

学生時代の就活時、松方みたいな強くて仕事に真摯な女性に憧れて、何度も繰り返して読んでました。

今改めて読むと松方、29歳の割には我も発言力も貫禄も人一倍強くて、実際にいたらちょっと付き合いづらいかもな...と新たな視点で思うことは多々ある。笑

結局、私は当時の就活で松方同様の出版業界に行ったわけではないけれど、それから十数年社畜のように働いてきた自分にとって、頑張るきっかけをくれたマンガです。

2.阪急電車/有川浩

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関西の私鉄、阪急電車は兵庫県にある今津線を舞台にした人間模様あふれる小説。

この小説の面白い所は、1駅を1章として主人公とエピソードが異なっていながらも、それらが最終的に1つの線になってストーリーが完結するという部分。しかもそれぞれのエピソードがそこまで長くないので、活字が苦手でもサクッと読める。

私は阪急今津線には縁もゆかりもない人間ですが、学生時代にそれ以外の阪急沿線を使用することがよくあったので、本屋で見た瞬間興味がそそられました。

あれは社会人1年目で打ちひしがれている時、懐古して思わず買ってしまったよ...

登場人物も、高校生/大学生/若手社会人/結婚適齢期の女性はじめ色んなライフステージの人がいて、少しづつ感情移入できる部分があるというのも面白かったポイント。

会話に出てくる関西弁がホーム感満載で、今でもたまに読み返してしまいます。

とにかく私のいろんなフィルタがかかっている部分は大きいですが、それもあって情景がリアルに想像できた、とても面白く印象深い作品です。

3.美人画報/安野モヨコ

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またもや安野さんの作品から。美容雑誌『VOCE』にて連載されていた安野さんのコラムをまとめて収録したエッセイ集。

美容に関わる内容といえど、スキンケアこれおすすめキラァ☆とか、エステで自分磨きツヤァ☆とかではなく、「美容めんどくせーやり方わかんねー」くらいから入るスタンスが、ズボラな私にはちょうどいい。笑

ちなみに当の安野さんご本人は、とてもおキレイな方ですのであしからず!

"美容オタクではないけど性別上やらなしゃーない"感が少なからずある自分にとって、「美容」のハードルを下げて読める数少ない美容本です。

中身は、さすが安野さんといえる笑える文章と、お洒落なイラストも混ざり読んでいてとても楽しい。

トレンドではなく、意識や行動面が主な内容となっているのも、ずっと読んでいきたいと思える大事なポイント。

4.終電ごはん/梅津有希子・高谷亜由

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簡単でヘルシー、終電で帰ってもサッと作って食べられる食事をテーマに、おいしそうなご飯が多数紹介されているレシピ本。

これには本当にお世話になった!

終電とまではいかないものの、帰りがいつも遅かった私。さすがにこの時間にコンビニ飯を食べるのもアカンような気がするしお金ももったいない。。

そんな毎日を救ってくれた神様のような本。

紹介される食材は、春雨・豆腐・うどん・納豆など。それぞれの食材テーマごとにまとめられているのも嬉しい。

f:id:stk5:20201217171520j:plain中身はこんな感じ。1レシピにつき見開きで完結という手軽さも◎

とにかく、ここで紹介されている豆乳リゾットがウマすぎて一時期そればかり作ってました。笑

終電で帰るでないにしろ、時短でご飯を作りたい・簡単なレシピストックがほしい、そんな時に絶対に役に立つであろう内容。レシピ動画が増えてもこの本は手元に残しておきたい。

5.深夜特急/沢木耕太郎

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こちらも超有名、作家の沢木耕太郎さんご本人がユーラシア大陸を横断された旅の様子を書き留められた紀行文。

知っての通り私は旅本の類が大好きで、現実逃避の意も込めて20代半ばの頃に購入。さすが「バックパッカーのバイブル」といわれるだけあり、今までの旅本でも特に印象に残る作品でした。

今よりはずいぶん昔、インターネットもスマホもない時代のリュック一つでの放浪だからこそ感じられる現地の人とのふれあいや、サバイバルな様子がリアルでふるえる。

世界のこの場所で自分のことを知っている人のいない孤独感と心地よさというか、孤高な感じがたまらないですね。沢木さんの文体が余計にそうさせているのかもしれない。

今ではYouTuberチャンネルなどで脳内海外トリップが容易にできるようになったけど、過多な情報をシャットダウンして文章から得られるインスピレーションみたいなものも大事にしたいな。

これを読んで、とりあえずガンジス川を生で見るまでは死ねんと思うようになりました。

まとめ

ジャンルや形式はまったく異なるけど、今まで特にお世話になった書籍を紹介しました。

振り返ると、その年代の要所要所でそれぞれに思い入れのある作品も多く、"その人の本棚でそれまでの生き方がわかる"って大げさだけどあながちウソではないのかもなぁとも思う。

それでいうと私は、ザ・頭のいい人が読んでいそうな難しい本やビジネス本がないことがバレてお恥ずかしい限りなのだけれど、まぁ根本的な違いなので仕方ないですね。笑

軽い内容のものもあるかもだけど気にしないわよっ。

というわけでライトな読書のススメ番外編でした。

ちなみにここには書ききれなかったのですが、昨年病んでいた時期には坂田ミギーさんの旅エッセイに大いに助けられました。

休むことや遠回りすることを肯定的に捉えさせてくれる内容で、こちらも忘れられない1冊です。

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