サツキログ

DINKsの30代OLによるライフスタイルブログ。日々の生活/旅行記/キャリア/カルチャー関連など。元社畜です。

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GW東京一人旅①:美術館編

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今週のお題「何して遊ぶ?」

GW最終日、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私はというとGW序盤の話にはなりますが、東京に3泊4日にて一人旅してきました!

メインは美術館めぐりと墨田川周辺町歩き。

最近、仕事にプライベート色々思うこともありそんな気持ちを引きずっての出発だったのですが、ふたを開けたらなんだかんだ楽しく、ほぐされて帰ってきました。

4日の歩数総計、なんと98,541歩!!!(10万歩惜しい...!)

とにかく自由気ままで充実した時間だったので、余韻冷めやらぬうちにログ残します!

つらつら書くと読むのがしんどくなりそうなため笑、以下のコンテンツに分ける予定。

■行ったところ~美術館偏~ ←今ココ

■行ったところ~その他編~

■食べたもの/泊まったとところ/歩いた町

今回は、旅行のメイン目的だった美術館めぐりに関して行ったところをまとめます◎

角川武蔵野ミュージアム

初日は朝一から埼玉県所沢市にあるこちらへ。

複合施設のため何があるか一言で説明するのは難しいのですが、「本」をテーマとした大規模展示があるとのことで、本屋好きとしてはずっと行ってみたかったところ。

見たかったのは「エディットタウン」と「本棚劇場」の2コンテンツ。

エディットタウンは、いろんなテーマごとに派生した本が集まり、新たな興味や発見の場になりそうな展示(真面目なヴィレヴァンという感じ)。

展示されてる本も自由に読書可能。たまたま手に取った何冊かのうち、同年代のフォトジャーナリストの方の本を読んで帰りました。こういうところの1冊は一期一会なので大事にしたい。

本棚劇場は2フロアぶち抜きの吹き抜け本棚が圧巻。これを見てみたかったんだ!いつか自分の家にも天井本棚が欲しい。

他にもアニメ関連のイベントや企画展示が色々あり、それによってチケットのランクが変わるそうなのだけれど、私は上記2つが目的だったので最低限のものにしました。

全コンテンツを含むチケットはびっくりするくらい強気な値段なので、結果これで全然よかったかな。笑

国立西洋美術館

2日目の朝は曇天の上野にて。

実はこちら、世界遺産「ル・コルビュジェの建築作品」の1つに構成されてます。

今回はどの絵画を見たいとかでなく、建物に訪れること自体が目的。

展示作品が増えても建物を拡張できるよう、中心部から渦巻き状に外に見ていく「無限成長美術館」と言われる構造になっているのですが。。

正直、入った体感としては「よくわからん」。

しかしながら絵画はじっくり鑑賞。中世~近代の絵画の展示が幅広くある中、15~16世紀の宮廷画・宗教画のまぁ多いこと。もちろん社会的なNG事項もいろいろあったからだと思うけど、200年もの間そいういう文化が大きく変わらなかったことに改めて当時の不自由さを感じてしまったわ。

最後の方に、大好きなゴッホさんの絵ともしっかりご対面。モネもあったよ。

やっぱり私はゴッホの力強さやウィーン分離派の崩れたテイストが好きだと実感。

また、ちょうどこの期間は企画でブルターニュ展をやっていて後ろ髪引かれたのですが、目的が建物だったので常設展だけ見てそそくさと出ていきました。笑

草間彌生美術館

2日目午後の訪問。早稲田の住宅地の道路沿いにひっそりとあって、失礼ながらちょっとびっくり。世界のクサマ、もっと銀座とか六本木とかの一等地にあるイメージだった。

数か月前に草間さんの自伝『無限の網』を読んでから、ずっと生で見てみたいと思いっていた草間作品。実際に見たら、果てしないドットと危なっかしい世界観に圧倒されてしまい。。

前述の通りメンタル的にちょっと元気がなかった今日この頃なのだけれど、なんか展示を見ていたら脳が覚醒させられるというか、ちょっと元気が出てきました。

一種のドラッグ(←断じてやったことないが)状態ってこんな感じなんだろーか、と思ったり。

展示は数ヶ月ごとにテーマが変わるのだそうで、この時は「自己消滅、あるいはサイケデリックな世界」。

後々グーグル先生でサイケデリックの意味を調べたら、まさに「幻覚剤によって引き起こされる感覚」「幸福感」と出てきて、草間ワールドの思うつぼにやられた私でした。

エレベーター、トイレもこんな感じ。

美術館自体もかなりこじんまりとしていて、チケットは完全予約制で人数制限もあったため、ゆっくりマイペースに鑑賞できたのもよかったです。

良くも悪くも抜けられなくなった草間ワールド、もっといろいろ作品を見てみたいな。

すみだ北斎美術館

3日目は飛びまして、4日目の朝一から鑑賞。

ニッポンの巨匠、葛飾北斎。よくよく考えたら私が普段ひいきにしているゴッホにも影響を与え、彼なくして印象派は語れないというのにスルーするなんていかがなものか。

ということで急きょ、ホテルの近くにあったこちらを予定に組み込みました。

レプリカが多かったのですが北斎の生涯や下町とのつながりなどがわかって、すごくおもしろかった!タッチパネルによるゲームや説明もあって、外国人の方とかも絶対楽しめると思う(実際いた)。

常設展の他、企画展の「鳥」をテーマにした展示も見てきました。実は鳥、苦手だけど...

北斎といえば富嶽三十六景が有名ですが、後世にも北斎漫画にて手法や絵手本を残したり、着物の柄をデザインしたりと、広範囲で大きな影響を与えたのだと再認識。見終わったころには、リオ五輪閉会式での東京五輪プロモーション映像を見た時の感覚に似た、日本東京下町のカッコよさを感じました。

長生きもされたそうだし、いつか北斎が主人公の大河とかやらないかな、脚本は原田マハさんで。

東京都現代美術館

北斎美術館の後、続けて近場のこちらに。

実は初めての現代美術。今まで行ったのはわかりやすい「誰それ展」や「○○美術館展」ばかりなので、こういったコンテンポラリーアートにも触れようと大人の階段を登る。

年に何度か展示テーマが変わるそうで、この期間は「被膜虚実」と「めぐる呼吸」。

なんというか、現代アートはその根底が社会への問題提起や一般的に"普通"とされていることへの疑問だったりするので、正直凡人の私にはその目の付け所が難しくて大人の階段はまだまだ登り切れませんでした...;;

とはいえがっつり作品解説されたパンフを無料でもらえるのがありがたい。

しかしながら美しいものや独創性のあるものを見るのは単純に楽しく、気分が充実。自己満足ですが感性の幅がちょこーっと増えたような気がします多分!

どうやら収蔵作品が5600点あるらしく、定期的にテーマと作品の入れ替えをしているようです。また見に行きたいな~。

まとめ:ここにしかない展示の多さに満足!

以上、美術館は5件ハシゴしてきました!

関西も巡回形式の美術展はありますが、東京はやはり数そのものが多いので、常設展含めそこでしか見られない展示がたくさんあるのがいいですね。

今のタイミングに関してもいろんな企画展(マティス展@東京都美術館/ブルターニュ展@国立西洋美術館/ルーブル美術館展@国立新美術館など)は開催されてましたが、基本的に常設展メインで回ってきました。

やらしい話、入館料1000円以内で収まったところも多くお値段の割にかなりの充実感◎北斎美術館に関しては誕生月割引きで20%オフでした、なんたる棚ぼた!

お土産もちょこちょこ購入。

何気に気に入っているのは、北斎美術館で購入した富嶽三十六景のパロディポストカードです。この「終電」、最高じゃない?元企業戦士として買わずにはいられなかったよ...笑

「百福神」の、世界古今東西の神様がごっちゃになっているのもよい。玄関に飾ります!

結局のところ、この歳にもなって自由きままに好きな事できてる環境に感謝ですね。

とにかく久しぶりにかなり気分転換できました。

この4日間をエネルギーに、明日からまた頑張ろうと思います◎