サツキログ

DINKsの30代OLによるライフスタイルブログ。日々の生活/旅行記/キャリア/カルチャー関連など。元社畜です。

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初心者農家◇1年間農業をやってみて感じた事を振り返る

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2022年の大きな目標の1つに、「農業をする!」というのがありました。

父に教えてもらいながら、実家の畑で農作物を自ら主体的に関わり出した1年。。

上手く出来たかといわれたら絶対にそうではないのだけれど、不器用なりに1年間続けて色々感じるものもあったので、今年が終わる前に書き記しておきたいと思う!

私が農業を始めたいと思った理由

まずは簡単にですが、自分のマインド的なものだけベースに敷いておきたいと思います。

私が農業を始めたいと思った理由は、ざっとこんな感じです。

①健康、美容、食生活を意識して

②遠い将来、収入源の一つになることを仮定して

③実家の土地を維持するため(田舎あるある)

①にあるよう、数年前に食生活アドバイザーの資格を取ってからというもの、「食」というものの見方が変わりました。健康も美容も、結局は食べるものから身体は作られるんだから、自分が形成された環境と同じもの(身土不二)や新鮮なものを取り入れていきたいな、と。

これはあくまで興味を持ったきっかけにしかすぎず、主な部分は②が占めています。

前々から「自分でお金を稼ぐ」ということにとても興味があったものの、フリーランスなんてカッコいいことが出来るスキルなんてなく、自分は無理だろうな。。なんて思っていたところ、「農業だったらチャンスがあるかも」と思ったんですよね。

現状で何のスキルもない自分が、サラリーマンの身を自ら離れるなんてことは怖くてできません^^;しかしながらダブルワークやパラレルワークというワードが聞かれるようになった昨今、収入源を増やす準備をしておくに越したことはないな、と。そしてそれが、ゆくゆく拡大出来たらいいな。。という期待もありました。

この年代で農業ができる女性は多くはないだろうし、幸い私の場合、農業を始めるにあたって必要な物は全て実家に揃ってるという最強のアドバンテージが。笑

土地・機械・資材...始めようとすると莫大な準備が必要です。

そしてこれは田舎民誰もがぶち当たる課題だと思うのですが、「実家の土地どうする」問題。どうなるかはわからないものの、父母がまだ元気なうちに、管理する方法の1つとしての「農業」を習得しておきたいと思ったことが、必然的に①②とリンクしていった感じです。

今年作った作物たち

・春菊

・ジャガイモ

・トマト

・プチトマト

・きゅうり

・ゴーヤ

・ズッキーニ

・ナス

・オクラ(失敗)

・ピーマン

・パプリカ

・モロヘイヤ(失敗)

・カボチャ

・白菜

・大根

・ブロッコリー

・ほうれん草

そして、上記が今年チャレンジした野菜です。(春~冬の順)

月に数回帰省して、土作りから植え付け、わき目取り、誘因などなど、要所で管理していた...という感じ。毎日目にかけていたいう訳ではないので、とても「育てた」なんておこがましいことは言えません。

夏野菜なんて種類が多い上に成長著しく、畑の維持が大変でした。

夏の畑=雑草との戦いです。とってもとっても生えてくる。。

もちろん失敗した野菜もあります。モロヘイヤなんて成長途中のわき目とりをサボって自由に育てた結果、立派な木が育っちゃったからね。あれは倒す時厄介だったぜ。。

ちなみに、主体的に関われてはいませんが米もやりました。機械の操縦ができないので、私は草取りや捕植など雑用要員ですが。。いつかトラクター乗り回してみたい!

農業やっててよかったこと

1年間やってよかったこととしては、

・スキルが得られる

・食費の節約になる

この「スキル」というのは、諸々トータルで色んな意味を指します。

純粋に野菜を育てるスキル、自給自足のスキル、同年代では稀であろうスキル、収入を得るスキル。。

もちろん1年やそこらでスキルを語ろうなんざ、先人たちに比べると到底えらそうだと思います。しかしながら、やはりライフスタイルにおいてできることが増えた充実感、みたいなものは得られました。

夫が即興で作った春菊の天ぷら。味付けはハーブソルトだけだけど、びっくりするほど美味しかった。

あと、食費は本当にかからない!なんせ野菜はほぼ買わなくて済みますので。

このご時世、夫婦2人で食費2万円/月に収められていることは非常にありがたいなと思います。

農業やっててしんどかったこと

逆にしんどかったことは以下。

・「休日=労働」になる

つらいというほどではないのですが、やっぱりサラリーマンの大事な休日が実家への移動と畑での肉体労働になることは、ある種の不自由さを感じました。もう月曜のだるいことといったら。

先ほど、食費がかからない!といいましたが、その分の労力はしっかりかかっています。

夏の1枚。8~9月は我が家的繁忙期で、毎週ほど帰ってました。

しんどいといったらこれくらいですかね。。

ただ、これって多分、両側面を持っていると思う。

月に何度かの帰省の度に使うエネルギーが大きい分、余計に1回のしんどさが重いともいえるし、逆に現場に住んでいたとしても、常に畑を見れてしまう環境にあることで手入れの回数は必然的に増える...という慢性的しんどさはきっとある。

要は、どっちにしろしんどいことはある!農業大変!農家さんすごい!ってこと。笑

あとは、女性には重くて使いにくい機器があることが少し不自由かなぁ。

1年間農業をやった感想・まとめ

1年間やって最も言えることは、「1年やったくらいで偉そうに語れるほど農業は甘くない!」ということです。笑

教わる中で父が言った言葉、「毎年違う、毎年勉強」。兼業も合わせると歴40年以上の父でもそう考えるほど、農業というものは終着がないんだなぁということを実感しました。

月に数回帰ったとてできることは限られるし、「植えたら終わり」じゃない。私が目にかけられてない時にできたことってたくさんあっただろうし、本当に部分的にしか関われなかったんじゃないかと思ってます。

同時に「食」という生命に直結する農業という業種や農家さんがかっこいいと思ったし、それ以上に、農業にもっと「面白い」とか「クリエイティブ」とかポジティブな印象を持たれるようになってほしいな、とも。

よくも悪くも、SDGsやらエシカルやらで持続可能が叫ばれるような昨今、自ら暮らしや食卓をデザインする農業というジャンルが、私にはとても魅力的に思えました。

ジャガイモの新芽◎自分で育てて初期の頃の野菜だったので、成長を見た時は感動。

ただ総じて、自分でゼロから生産して収穫を見届けたり、父について産直のバックヤードに入ったりで、今後に繋がるであろうことも体験できた楽しい農業1年目となりました。

来年は、もちろん続けます。

今年以上に主体的に育てられるようになることと、2拠点生活をもっとうまく回すことが目標かなぁ。。

課題はあるものの、中長期的に自分なりの農業との在り方を考えていけたらいいなと思います!