2023年11月。土日の休みに有休を絡め、台南に2泊3日の一人旅をしてきました!
コロナもようやく落ち着きがみられる昨今。元々は夫婦で「11月くらいに海外行きたい(行けるかも)ね」という話を前々からしていたのですが、夫の職場で欠員が発生し、そんな事言ってられない事態に。
とはいえ私の方は完全に気持ちが仕上がっており、この行き場をどこに...と落ち込んだ結果、夫の快諾を得て今回の旅が実現しました。
行き先にあたり、最低でも3日で帰ってこられる場所。台湾は好きだけど前も行ったしな。どこにしよう。そんなとき本屋でガイドブックを見て、「お?いいかも?」と決めた台南。
そんな感じで日程も動機もかなりの弾丸気味だったのですが、結果的に「台南!!!!!めっちゃ好き!!!!!」となって帰ってきました。
穏やかな空気とコンパクトな規模感、そして歴史を所々に感じる雰囲気が、古都奈良でゆるーく生活している私とは相性が良かったようです。
現地での実質滞在時間は48時間もなかったため、かなり凝縮されたこの旅。
全3回に分けて備忘録を残したいと思います◎
はじめに:旅の行程と目的
今回の旅の行程と目的はざっとこんな感じ。
<行程>
1日目:出国/林百貨/蝸牛巷/神農街/信義街/武聖夜市
2日目:孔子廟/鴨母寮朝市/赤崁楼/友愛街/正興街/安平古堡/安平樹屋/花園夜市/全聯福利中心(スーパー)/府中街
3日目:水仙宮朝市/永樂市場/帰国
<目的>
①ローカルな市場をめぐる
②台南のデザインに触れる(看板や街並みなど)
行程のスポットの数でわかるよう、見どころがたくさんある台南。
しかし、そのほとんどが半径1kmの範囲内に収まる位置関係にあるため、短時間でも基本的な場所は全部見て回れました。安平が少し離れたところにあるくらい。
●●街なるものが多いですが、これは観光というより道すがらの散歩という感じ。とはいえちょっとした路地でも風情があり、立派な旅の1コマになりました。
移動は安くて小回りが利くレンタサイクルにて。町のいたるところにレンタルステーションがあるのでおすすめです。
目的としては、自身が野菜を作っていることもあり台南市民の台所を見てみたかったのと、漢字や古い物件など独自文化を上手く生かしたデザインが町中に溢れていると聞いていたので、その世界観に入りたかったという2つ。
話は飛ぶけど昨年の東京旅行の際、旅のテーマを決めたら何倍も充実したので、ただガイドブックの場所をなぞるのでなく、目的を持つのってすごく大事だなと思ったのでした。
1日目
出国&台湾入国
関西国際空港10:40発高雄行のPeachにて出国。8時半過ぎに関空に着くよう自宅を出る。
たまたま同日に台湾に行くと知った旧友と一瞬の再会をしてから出国ゲートに。
約4時間のフライトで高雄着。現在台湾では抽選で5000元(日本円にして約20000円!)が当たるインバウンドのキャンペーンをやっているらしいが、くじ運というくじ運全てに見放されている私は見事に外れる。
キャンペーンは2025年6月までやっているみたいなので、今後行かれる方はぜひ。
台南駅
高雄空港~台南まで本来1時間ほどで着くところ、なぜか各駅停車に案内され(泣)、通常の5割増しの時間をかけてようやく台南駅に到着!車窓から見える古き良き風景が美しい。
着後、ホステルに荷物だけ預けに。今回お世話になるのは、Cao Ji Book Inn Hostel。
別途きちんと記事にもしようと思うけど、古い本屋をリノベーションした中にセンスと清潔感を兼ね備えた居心地のいいホステルで、個人的に大大大当たりだった!!!
林百貨
まずは台南の代名詞ともいえる林百貨店に。
日本統治時代の物件がそのままリノベーションされ、今ではたくさんのショップが入るお土産屋さんとして活用されている。
※内装写真は翌日撮影
規模感も大きすぎず見やすい◎そしてなにより、かわいい!!
が、高い。まだ初日で散財するわけにいかないのでサラッと品定め(翌日また来た)。
店内も(寅さんのような)ノスタルジックな音楽が流れ、来るだけで非日常を味わえる。
蝸牛巷
つぎの目的地である神農街に向かうまで、蝸牛巷を道中に通る。
「巷」とは大通りを中に入った路地のことで、台南にはたくさんあるらしい。個人的に路地の雰囲気は大好物なので、今回の旅では積極的に道中に組み入れるようにしてました。
蝸牛巷はフォトジェニックで有名らしいけど、日が暮れていてあまりよくわからなかった;;
※ちなみに1日目の移動は徒歩です。交通事情が分からずいきなり自転車は怖かったので。
神農街
どのガイドブックをみても提灯の明かりが印象的な神農街!
確かにものすごく雰囲気のある通りなのだけれど、私の目的はこのお店。BAGSMITH&Co.!!
バック屋さんなのですが帆布とレザーの組み合わせが素敵なだけでなく、インパクトのあるプリントがめっちゃ可愛いのです。「袋」!!!!って書いてる!!!!
旅先をどうしようか迷っている際、とある旅行系YouTuberさんがこちらに立ち寄って購入されており、私も動画で一目ぼれ。動画が素敵だったこともあり台南行きが一気に確定しました。もはやこれを買いに来たといっても過言ではない。
入店したら店員のおばさまが翻訳音声を流して説明してくれる。ちょっと圧があるけど私の拙い英語では会話できず、、こんな時少しでも台湾語できたらよかったなぁと思う。
この後に夜市が控えていたため品定めして、翌日も絶対来ると決めて一旦退転。
神農街は日本ではあまり見ない不思議な町の雰囲気で、一気に非日常気分が上がる。
雑貨屋や居酒屋がたくさんあって、フラッと入ったお土産屋さんもかわいかったです。
信義街
こちらも神農街から武聖夜市に行く道中に寄った路地。重厚感のある感じがしてかっこよい。
それにしても、暗くなった台南、徒歩の人がほとんどいない。
バイク文化とは聞いてたけど、19時でこの人通りのなさよ。そしてそんな環境でも徒歩で移動できる台南の治安に感謝。
武聖夜市
楽しみにしていた夜市!台南の夜市は曜日制ですが私の滞在と被ったのはこちらでした。
入り口に着くなり、たくさん停められたバイク(さっきの人気のなさはどこへ)、立ち上るのぼり、光るネオン。楽しくないわけがない!!!!
敷地内に屋台がキレイに縦列されており、その間を縫って歩く。コロナも完全に概念が飛んだのか、かなりの人でにぎわってました。いいねーこれこそ台湾!!!
おいしそうなものや目新しいものはたくさんあったけど、結局は無難な味がしそうなメニューを何件か食す。そして、1人だからあまり量は食べられない;;
よくも悪くも興味のある物は全部シェアさせられる、旅の食に対してすさまじい探求心を見せるの夫のありがたみをこの時に実感。
2時間ほど練り歩き、バスで宿近くまで帰還。これにて1日目終了。
※この旅で食べたものは別途記事にする予定です
1日目まとめ
台南駅に着いたのが16時を過ぎていたので、主には夕方以降の急ぎ足の旅でした。
しかしながら、林百貨に神農街に路地と、しょっぱなから台南の雰囲気を満喫。
歩いてすぐにわかる、全体的に暖かくスローな空気感をまといつつ、古きものを活かして街が成り立っている台南。とにかく路地や建物が素敵で、短時間じゃもったいない。
時間の都合上仕方なかったけど、もっとゆっくり歩きたかったなぁ。。
2日目は1日目にも増して動きまくった、この旅で唯一丸1日滞在できた日をレポートします。
1回目はここまで!