サツキログ

DINKsの30代OLによるライフスタイルブログ。日々の生活/旅行記/キャリア/カルチャー関連など。元社畜です。

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今日は藤井風のライブに行くはずだったから家で一人で風くん祭をするよ

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今日は私が近年はまってやまないアーティスト・藤井風のライブの日。

いえ正しくはライブがあるはずだった日、です。今日、私は、zeppなんばで藤井風のライブを楽しむ予定だったんです、本当は。

昨年いつものようにYouTubeを漁っていたら、すい星のごとく私のココロにドツボの爆弾をブッこんだ藤井風。昨年の暮れ、この機会を逃したら絶対にチケットが取りにくくなるアーティストになるであろうと確信した私は、大阪公演の発表があってソッコーで予約しました。珍しく即決したのは09年のNE-YO@大阪城ホール以来だよね。

それが!!!この度!!!コロナで中止になったでやんの!!!!

何のために今の職場選んだと思ってんのよ!!というのはウソですが、運よく仕事終わりにもzeppに行けちゃう職場に就職も決まり、メガネも新調(裸眼0.5)し、完璧やと思ってたのに。。

もう悲しいので、家で一人で風くん祭をするよっていう超誰得なブログです。

いい年こいて若い年下の男にハマるの巻

もうかなりメジャーになっているので書くまでもないかもしれませんが、岡山出身のSSW藤井風。もともとはYouTubeで少年期に投稿したピアノの耳コピ演奏から始まり、今やオリジナル曲引っ提げてビルボードジャパン首位のアルバムを出すまでのアーティストになっているから、知っている人も多いかもしれません。私の地元関西では、天下のFM802のリコメンドアーティストにもなりラジオで聞く機会もかなり増えました。しかも身長181センチの彫深イケメンのくせに地元愛満載のゆるふわ岡山弁というギャップ萌え。完璧やんけ!

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私はとにかくこの風くんのルックス(骨格が強調された輪郭×ゆるいパーマ×髭)がドストライクで好みというハードの部分も大いにあるんですけど、それ以上に彼がYouTubeで山ほどカバーしている曲のセレクトがびっくりするくらい、ようこんな私の好きな曲ばっかり集めましたね私のこと好きでしょ?ってくらい音楽性の好みをえぐってこられたというソフト面からの刺激もかなり大きくて(しかもそのアレンジの音選びでも完全にツボをつかれ)、つまりは両面からまんまと彼にやられましたよというわけです。

藤井風の音楽が好き

そんなわけで半年間ライブでの生歌&生風を楽しみにしていたのですが、コロナのせいでなくなったので今日は一人で風くん祭です。彼の日本人離れしたコード?っていうのでしょうか?音運びも、最初の1音の時点で初めてジャミロクワイやインコグニートをを聞いたときばりにかっこよくて魂奪われるくらいなのですが、私はやはりセンスの塊のような名曲カバーが大好きですね。

下記、全てYouTubeにアップされている曲です。

 

◆丸の内サディスティック(椎名林檎)

今や色んなアーティストによるカバー登竜門的な丸サですが、やはり風くんもすでに済。原曲が最強なんだからよくないはずがない。ほかにも林檎さん関連をたくさんカバーしてくれていて、きっと好きなんだろうなぁ、と。林檎さん好きの私はもうこの時点で心を掴まれているわけですが、Twitterでは林檎さん初期のかなりマニアックな曲はおろか浮雲さん関連の曲までやってのけてくれるっていう完璧な私ホイホイ。

 

◆Fallin'(Alica Keys)

個人的な邦楽No1アーティストが林檎さんであれば、その洋楽Ver.はアリシア・キーズ。こちらもやってくれちゃって、もう、すき。アリシアの歌というか朗読のような1音1音をフェイク満載で歌い上げる様子が素晴らしい。

 

◆Just The Two Of Us(Bill Withers)

こちらも私の大好きな曲!知っている人からは超有名だけど知らん人の方が多いようなこの曲。まさかこれもカバーしてくれていたなんて感激です。色んな人がカバーしているけど私は風くんのカバーが一番好きだな。特に最近ビル・ウィザーズ氏が亡くなったので、RIPの言葉とともに多くの外国の方も動画に遊びに来ている模様。彼の実力からするとそもそも時間の問題のような気はするけど、これでさらに認知が広まっちゃった気がして嬉しくも複雑な感じ。you and a~iの後の笑顔は反則。

 

◆Shake It Off(Taylor Swift)

テイラーのこの曲がオシャレなJazzy調になるなんて。Jazzyになることで歌詞の意味がこんなに深く感じられるとは。。同じ年代でいうとアリアナやエド・シーランもカバーしているのだけれど、正直よくある洋楽ヒットチャートのトレンド感を振り切ってめちゃくちゃシックにアレンジしてくれてる。2010年代後半の洋楽は私より少し世代が後であまり聞かなかったけど、上手いこと好みに補正してくれてるからすっと耳に馴染むなぁ。最後の満面のピースが可愛すぎる。

 

◆September(Erath Wind & Fire)

2000年代以降のR&BはもちろんEW&Fまでさかのぼってくれるという幅の広さ。このYouTube映像は音楽がいいのはもちろんなのですがとにかく外見がかっこいいという。浅はかー。。

 

◆アダルトちびまる子さん

日本人なら誰もが知っている「おどるポンポコリン」のカバー。同じくJazzyテイストにとはいえこんなぱっぱらぱーソングもオシャレにできるもんなの?もしかしたら風くんのカバーの中で1,2を争うくらい好きな曲かもしれない。ちなみにこちらのYouTubeのコメント欄では、アマチュア文豪さんたちが綴った東京に生きるくたびれた女になったまるこが主人公の短編小説がたくさん登場します笑。心をえぐられる音楽相まって読んでいたらなぜか涙が出てくるという、本人と視聴者でここまでの世界観を作っているあのコメント欄は偉大だと思う。笑

 

◆One more time,One more chance(山崎まさよし)

これも名曲ですよね、もうこの曲を選んでもらっている時点でお腹一杯、言うことなし。しかもこの前に、新海監督繋がりで大江千里氏の「Rain(秦基博ver.)」のカバーもしてくれているのだけれど、ラッドまではしない、という。やっぱり新海監督の真骨頂は秒速5センチメートルと言の葉の庭だよね。わかってるわこの子。

 

◆come again(m-flo)

m-flo好きの私としては冥利に尽きる1曲。しかも電子音満載のm-floの楽曲をピアノ1本で演奏してのけるという神の所業。いいぞ、もっとやってくれ。

 

◆Baby Don't Cry(安室奈美恵)

安室ちゃんが流行った時に別のアーティストが好きだったりで、あまりきちんと聞いたことはなかったのだけれど、なぜかこれだけは好き!というこちらの曲を見事ピンポイントでカバーしてくれているという奇跡。エスパーですか。ちなみに次に好きな曲は「GIRL TALK」ですがこちらも見事にカバー済。運命ですか。

 

◆接吻(ORIGINAL LOVE)

これもなぜか昔からピンポイントで大好きな曲なのだけれど、これを色気駄々漏れで歌う当時20歳っていう罪な男よ。同じ路線でいうとキリンジの「エイリアンズ」なんかもカバーしてくれちゃって、本当にツボなところついてきてくれるよね最高かよ。

 

ほかにもここには書ききれないくらい、コアな名曲(という名の私の好きな曲)をカバーされている風氏のYouTubeを、毎日夜な夜な見ている私です。

次のライブはCD購入者の特権らしい

というわけで私の好きな曲ばかりを本当にピンポイントでカバーしてくれている風くん、というこちら都合の解釈をするのは簡単だけど、それだけ彼が幅広いジャンル・膨大な数の音楽に触れてそこから選んだ曲がたまたま私の好みに合っていたというだけであって、本当に努力された結果を私がうまいこと勘違いしちゃっているだけなんだと思います。とはいえ単なる数の問題ではなくて多少の好みもきっと被っているよねっていう希望はかすかに持っていたい一リスナーです。笑

今回中止になったライブは誰でも参加受付け可能だったんだけど、次回のライブからは先日発売されたCDの購入者の特権らしく、まだ買っていない私は戦う土俵にすら乗っておりません。笑

思いかえせばまだまだ幼い中学生の彼がこうしてデビューするまでの10年間、スキルも外見もこんなに成長して結果も出してるのねっていう間に、私仕事しかしてねぇよ。っていう虚しさの割にはその間積み上げた自分の生き方とか価値観とかポリシーとかもあるわけで、そんな中で物を買うという消費マインドの中にCDという選択肢がなくなっちゃってたわけで。長年築いてきた個人的なマインドが10ほど年下の男の出現でコロッと変わるほどもろいものではなかったことが悲しくもありちょっとした安心でもある中、やはりそんな私みたいな低意識の人間でも参加できるであろう最後の門戸が開かれていた今回のライブが中止になったことはこの上なく残念なことなのでございます。

あぁ。。残念。。彼のルックス、音楽性、キャラ全てにおいてこれからもっと有名になっていくのはきっと間違いないのだけれど、こんな私でも古参といっていいのであれば堂々と名乗らせていただきたい。っていうか自分ではそう思わせていただきながら、今日もネット上で彼の音楽を楽しみます。