現在とある事情で無職となり、会社員生活をお休みしている私。
退職から3か月が経った今、少しずつ、本当に少しずつですが、「働きたい」という意欲と「働かねば」という焦りが、たまーに出てきてくれるようになってきました。
もともと、働きたい願望は多少なりとも持っているタイプだったので、昔の自分が戻ってきたような気がしてとりあえず少し安心しています。とはいえ、まだまだ本調子ではないので行動が伴うのは先になりそうですが…
今日は、過去の社会人生活の中で印象に残っている言葉たちのまとめをしたいと思います。ずっとやってみたかったんですよね。
中には個々の価値観に反する言葉もあるかもしれないので、気持ち半分で読んでくださいなぁ!
女性上司から言われて印象に残っている9つの言葉
普段から私がブログ内で発する「社畜」時代とは、7年勤めた営業職時代のことを主に指しています。
ですが実は、その前にも新卒で3年ほど、アパレル販売の仕事を経験していました。こちらも負けず劣らずの激務だったので社畜には変わりありません。しかも薄給。笑
※退職した直近の会社は、半年ほどしか在籍していなかったのでここではカウントしません。
今回の名言集は、そのアパレル時代から抜粋します。
運がいいのか悪いのか、配属先の店長がかなり仕事のできる厳しい方で、他店の店長からも一目置かれるくらいのスーパーなキャリアウーマンでした。
そんな敏腕店長(当時30代前半・独身)が発した言葉の数々です。
キャリアウーマンの格言:仕事編
女性上司の元について印象的だったのは、仕事に関することだけではなく、私生活に関する気付きもたくさん与えていただいた、ということです。まずは、仕事編から。
①人は信用するな!いい意味で。
何かの業務の際、これは同僚がやっていると勝手に勘違いして、結果的に誰もやっていなかったときに言われた言葉。
少しでも不安や疑問が残るときは自分が責任もって全部対処しようと心に誓いました。
多分、私の社畜の自己犠牲精神はここに始まったような気がする。
②「つもり」はない。
これも①と似ているけど、結果できてなかったら意味ない、の意。
完璧主義だった店長、0か100しかない。
店長こえ~...と思いながらも、言ってることはごもっともに感じ、この言葉は使わなくなりました。
これ以降、私の中ではどうしても、つもり=言い訳に感じてしまいます。
そしてこれが後々怖いとか白黒両極端とか言われる所以となりましたとさ。泣
③今からあの子を叱るけど気にしないでね
当時、他店の新米店長が自店にヘルプに来た際の一幕。
新米店長を叱る前にそっと私を気遣ってくれた言葉。
※ショップの仕事はオフィスと違って別室などがない為、他スタッフが聞こえる位置で指導せざるを得ないのです。
また、気分でなく理性で「ここは叱る時」だと判断した相手と、その空気感を共有してしまう関係のないスタッフ、2人に対しての冷静さと優しさを見ました。
こういう大人になりたいと思った瞬間。
キャリアウーマンの格言:女のたしなみ編
ショップスタッフという仕事柄か、自分の在り方みたいなものに関係するような言葉もちょいちょい出てきました。
実際、仕事編よりこっちの方が印象に残っているかもしれません。
④雑誌の付録は使わない
当時はsweetやInRedやspringといった雑誌がこぞって付録(バッグとかポーチとか)をつけ始めた時期で、そんな時代への宣戦布告。
確かに、雑誌の付録って品質は劣るし結局"ついで"だし、30越えたいい大人、しかも曲がりなりにもファッションの仕事に従事している者が、付録を堂々と使ってしまうのはいかがなものか。(今となっては、もはや付録がメインでしっかりしたものも増えましたが...)
ということで、私も20代前半はそんなの無視して使っていたけど、25歳を越えるころから店長の影響か使わなくなりました。
それに、やたらめったら付録で箔つけている宝島社のやり方はあまり好きではない。
⑤使い捨ての傘を使う女は使い捨てられる女になる
もう、最初聞いたとき衝撃でした...!
これが100%本当かどうかはわかりませんが、そういわれて電車や町で女性を観察すると、確かにちゃんとした傘を使っている人は教養と良識のありそうな人が多い。
ビニール傘を持っている人は、全員じゃないけど(あえて太字!!!)だらしなさそうな人が多い。これを実感してから、極力ビニール傘を使うのやめました。
もちろん今でも緊急事態で使うことはありますが…
⑥ミッキーは年取ってから!
店長が身につけていたミッキーマウス柄の華奢なカワイイ腕時計(ミッキーの両腕が長針と短針になってるやつ)を見て、「私もほしいです!」と言ったときのこと。
当時私、23歳。「アンタにはまだ早い」とバッサリ切られました。
なんでも、ミッキーはある程度年齢も経験も重ねた人が、ハズして身につけるのが粋だとのこと。
確かに中途半端な年齢で嬉々として身につけたら、下手するとホンマに好きで着てるイタイ子、になりかねない…というのが分かったのは30を越えてからのお話。
キッズでもアダルトでもない間の時期、難しいですね...
⑦お金はある、でも、おろしたくない
給料日前に言った店長の言葉。
これ、めっちゃわかる。お金があって今おろそうと思ったらすぐにでもおろせるけど、残高崩したくない。
当時、新卒でリーマンショックが起こった後の安月給だった私は、まだその時に必死だったけど、後々貯金を進めるようになってから全く同じ気持ちになっていった。
自己管理できてる人だからこそ出てきた言葉だと思う。
⑧私生活は仕事のやり方に出る
相手に対する所作やモノに対しての扱い方や態度は、私生活の延長として外に出る。
だから、丁寧にマジメに、普段から自分を律しておきなさいよ、の意。
個人的に、名言「意識が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる...(以下省略)」に似た言葉かな、と思います。
⑨オトナは自分に似合うものを知っている
23歳の小娘が、40代のオトナな女性を接客したときに言われた一言。
「あの人は自分のことをわかっているから、過剰な接客はせんでよろし」の意。
言われた時は、それ以上でも以下でもなかったと思うけど、解釈が回りまわってなぜか今のとらえ方はこう↓↓↓
似合うものを知るということは、物欲ではなくむしろエコ。自分の幸せに必要なモノの適量を知るといった意味でも、モノやお金を大切にする上でも、とても大切なこと。
意図されたことは違うんだろうけど、ずっと印象に残っている言葉です。
なんだかんだ同性の言葉は破壊力がある
以上、社会人になりたての時に女性上司から言われて印象に残っている言葉集です。
この後転職して、社畜最盛期の営業の仕事に就きました。その時は、何人かの男性上司にお世話になりましたが、印象に残っている言葉はこの女性店長の方がインパクト大です。
今だって、「やったつもりだったんですけど...」って言われたら「結果できてへんやん」って思ってしまうし、気分のままに怒っている人を見たら「自分のことしか考えてないな」って思うし、ちょっと露出度高めの女の子がビニール傘もってたら「やっぱりな」って思ったりもしてしまう。
それくらい、後の自分の思考回路に関わっているように思う。
同性で、仕事ができて、言っていることとやっていることが伴っていて、私生活にも抜かりがなくて、自分よりはるかに上の存在であることがわかっている人の言葉は、否が応にも強いんです。。やはり女の脅威は女です。笑
とはいえ、言われて嫌なことは何もなかったし、仕事に対するスタンス・立ち居振る舞い共に最もしなやかでストイックだった素敵な女性で、むしろ尊敬しています。
営業の仕事に転職し、最後の方は当時の店長と同じくらいの年齢になり、同じように同性の後輩から少しビビられることも経験してしまうくらいに月日は流れてしまいました。。
これが仕事に役に立とうが立つまいが、自分の考え方みたいなものに多少は影響した言葉に変わりはないので、またちょこちょこ、店長の記憶とともに思い出そうと思います。