先日、婦人科系疾患の1つである「子宮筋腫」の入院&手術を受けてきました!
超健康体だった自分がまさか今、手術を受け終わった後とは。。
つい先日のことなのに、いまだに信じられないような気持でいっぱいです。
もちろん、「手術をする」と決めるまでには色々な葛藤があったし、初めての入院&手術で不安がなかったわけではありません。
私自身、色んな方のブログを参考にさせていただいたし、安心感ももらいました。
何より、この子宮筋腫とは女性なら誰でもかかりうる身近な疾患であること。。
そのため、
今、筋腫があることが確定して悩んでいるみなさん、
今は大丈夫だけれど、その可能性を必ず孕む"女性"という性別のみなさん、
そしてそんな女性と支えあって生きる全ての男性のみなさん、
色んな方の何かしらの参考になれば...!という思いで、今回から3度に分けて手術関連のことをブログに残したいと思います。
※シリーズの予定※▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
【子宮筋腫手術:前編】筋腫発見から手術の決断~入院までの経緯 ←今ココ
【子宮筋腫手術:中編】手術当日と手術直後の痛みや症状について(後日UP予定)
【子宮筋腫手術:後編】手術後の入院生活~退院・回復と日常復帰(後日UP予定)
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今悩んでいる方の安心材料になったり、知らなかった方の知識のきっかけなったりすれば、とても嬉しいです。
あんまり重い感じにはしたくないので、ラフな感じで書いていくよー
はじめに:子宮筋腫とは?
最初に導入。。知っている方も多いかもですが念のため。
子宮筋腫とは、子宮の内部に良性の腫瘍ができる女性特有の婦人科系疾患です。
30歳以降の女性の3~4人に1人が持っているという、割とよくあるもの。本当、他人ごとと思っちゃダメ!
原因は女性ホルモンの分泌。生理がある限り、誰しもがその可能性をはらんでいます。
なぜそんなポピュラーなのか...?という理由がこちら。
・昔:初産年齢が早い。1人当たりの出産人数が多い。→生理の期間が短い
・今:晩婚&初産年齢が遅い。少子化&1人当たりの出産数も少ない。→生理の期間が長い
他にも、昔に比べて栄養状態が良く初潮が早いことなども影響するそうですが、女性ホルモンが働いている期間がどれくらい長いか。。というのが大きな理由みたい。
症状としては、ひどい生理痛・過多月経・頻尿...などいろいろ;;加えて、不妊や流早産の可能性など、妊娠に関わるリスクが高まることが厄介なところ。
誰がどんな症状かも、筋腫の場所や大きさによって個人で異なるそうです。
ただ、命にかかわる疾患というわけではなく、「あってもまぁ大丈夫だけど、なんか変なところで悪さしてくるな...」くらいの感覚です。
私の夫は初めて子宮筋腫のことを知ったとき、その特性から「親知らず(歯)」みたいだと例えました。うまいこと言いやがるぜ。。無理に抜かなくていいけど、虫歯や頭痛の原因になるから。
とにかく!女性である限り誰がなってもおかしくない!自覚症状も少ないから、気づいたらめっちゃおっきい筋腫ができてた!みたいなこともあるので、女性の方はちょっと要注意です。
自分がどうか気になったらまず病院で検査を。なければないでOK!くらいの気持ちで!
子宮筋腫発見のきっかけは生理痛...
自分が子宮筋腫だと判明したのは今年の5月。
春先に2ヶ月連続で尋常じゃない生理痛に見舞われたことがきっかけ。
元々生理痛はありましたが「うぅ...痛い...薬飲んどこか...」くらいだったのが、「痛いまじで痛い薬くれ無理無理無理無理!!」とこの世の終わりくらいひどく、なんかおかしいな、と。
念のためクリニックで見てもらうと、見事に「4~5センチの筋腫があるねー」と診断されました。
昨年別のクリニックで診てもらった(別件)とき、何も言われなかったのだが...その時はなかったのだろうか。それとも1年でいきなり出来てしまったのだろうか。。という気持ちはさておき。
まぁこの年になると婦人科系で何かあってもおかしくないと思っていたし、あぁ...やっぱりなんかあったか。と逆にスッキリした気持ち。
その後、念のため大きな病院でMRIを撮ってもらい、筋腫の位置と大きさを確認。あとでわかったことですが、正しい大きさは3センチほどでした。ついでに1センチほどのもあった。
結局のところ、現在では「経過観察」か「筋腫の摘出手術」しか具体的な治療方法がなく、これをもとにお医者さんや夫と、今後どうしていくか...という相談をしていくわけです。。
手術する?しない?は難しい個人問題
さて、経過観察or摘出手術?の問題。
どうするかは年齢・出産経験・妊娠希望の有無などで方向性が大きく変わってきます。
①出産経験済・今後の出産予定がない→筋腫摘出・儀閉経療法
②出産未経験・筋腫が大きい・妊娠の予定有無に関わらず生活に支障→筋腫摘出
③出産未経験・筋腫が小さい・当面妊娠の予定ナシ→経過観察
...ざっと思いつくのはこんな感じですが、きっとパターン数は個人の数だけあり、この限りではありません。
私はというと、既婚子ナシ。今後、妊娠の可能性がゼロではない。とはいえ年齢も年齢だし、もし子供を設ける気があるなら悠長なことは言ってられないお年頃。。
それに加え、筋腫自体は無理に取らなくてもいい程度の大きさ...というのがまた厄介。
クリニックの先生もどうすべきかすごく迷われていたというか、私のライフステージや筋腫の大きさを考慮すると、簡単にはどっちともいえないようでした。。
ただし筋腫が妊娠・出産においてリスクになるとはいえ、もっと大きな筋腫をもったまま無事に出産されている方も多いとのこと。
私はさほど大いわけでもないし、最初は「経過観察」の方向で考えていました。
しかし、7月ごろ仕事でちょっとした動きがあり、「子供どうするか問題」を今まで以上に考えないといけないことになり。。
色々悩みましたが、結果的には「いっそ今のうちにとってキレイさっぱりな状態にしとこうぜ!」となったわけです。
諸々すっ飛ばしましたが本当に悩んだので、これに関しては後日別トピックできちんと語ろうと思います。
このように、どういった方向で進めるかは本当に個々にゆだねられる難しい問題。。
それが子宮筋腫の悩ましいところです。
手術決定までの過程と入院前のもろもろ
上記のような手術の決断をしたのは、8月半ば。
7月半ばに、クリニックの先生に状況が変わって迷っていることを伝え、総合病院に紹介していただく過程の中で決めました。
なんでも、手術しようにもコロナの関係や他の人の予約状況に応じて、先延ばしになる可能性もあるから、悩むのと手術に向けての動きは同時並行が吉...とのこと。
セカンドオピニオンの目的も踏まえ、総合病院で別の先生に見ていただくことに。
ここの先生も、同じくどうすべきか無責任なことはなんとも言いがたそうでした。。
セカンドオピニオンの意味ないやないかーい!!
結果的に、8月半ばには先述のように「する」と決めたわけですが、そうなると検査諸々は早いです。幸い手術日も仮押さえしていたので、9月半ばに行えることに。
8月中には血液検査・心電図・レントゲンなどの術前検査を全て済ませ、「じゃぁ、来月手術頑張りましょうね!」と入院の日を迎えました。
我ながら、怒涛の数か月でした。
まとめ:状況は十人十色...正解なんてない
子宮筋腫が見つかった!という経験を通して、伝えたいことはいくつか。。
・思ってるより身近!だれでもなる可能性があるから油断は禁物。
・気になるならばまず検査!発見が早ければその後の選択に余裕がもてる。
・対処方法は人ぞれぞれ。自分で納得できる決断を。。
子宮筋腫ってどこか他人ごとだと思っていても、生理がある限りは誰でも紙一重のところにいると思うんですよね><
なので、「おや?」と思うことがあれば早めに病院に受診を。
びびらすわけじゃないけど、「気づいたらめっちゃできてた!」「もう即手術しかない!」、最悪の場合「子宮全摘...」ということもあるらしいので要注意です。
婦人科は、行きづらいし怖い。でも早期発見の方が絶対に時間にも気持ちにも余裕が持てると思うから頑張ろう。身体との向き合い方も変わってくるはず。
私も内診台が苦手でたまらないけど、行かないと始まらなかった><
実際、私が年齢的にも大きさ的にも微妙なタイミングで、決断に迷ったので余計にそう思います。幸いサイズが小さく、傷口も小さく済んだのがせめてもの救いでした。
早く気づければその分、対応策は多くの中から取捨選択できるはず。
納得のいく結果に着地するためにも、このトピックが微力ながら子宮筋腫を知る・女性の健康について考えるきっかけになりますように。
~2021年12月4日:追記~
手術を決めるにあたった経緯や心境を改めて綴りました。一意見としてご参考いただけると嬉しいです。