モロッコ旅行に行った際のブログです。今回は、2日目の晩からと3日目にかけて。
シャウエンに到着して、翌日に散策したときのあれこれを書いていきます。
モロッコ旅行2日目:シャウエン
2日目の昼に、カサブランカ空港に到着。
カサブランカから約5時間かけ、シャウエンに向かいました。(前回の様子はこちらのブログをごらんください▼▼▼)
19:50 シャウエン着、荷物持ちの洗礼
シャウエンについたのは夜の20時前。
車は目印的な広場でもあるハマム広場につけました。
ドライバーが車を止めるなり、待っていた地元の男性と仲良さげに話をし始めます。
この男性は、知り合いなのか、警戒すべき人なのか。どうやら荷物を持ってくれるそうなのですが、モロッコではぼったくりやこちらの意に沿わない金銭の取引が発生することで有名。。
荷物をもって颯爽と先導してくれる彼、「これってお金払わなあかんやつなんかなーどうかなー」と若干身構えるも、ドライバーとしゃべっている安心感から放置。
ホテルは、ハマム広場のほど近くで、30秒ほど歩いて着きました。Casa Hassan(カーサ・ハッサン)というホテルです。
さてこの荷物持ち、案の定別れ際にひとこと「Something for me??」。
まさかとは思っていたけどいきなりすぎて、モロッコ人からしっかり洗礼を受けた気分。なんというか、悪い人ではないんだけど...あまりにナチュラルに荷物を持って行ったので、だまされた感が否めないとうか。
なかば強引なやり方にチップを渡すのはしこりが残りましたが、もめるのも嫌だったので渡すことに。
両替したばかりで小さなお金がなかったため、20DHもしました(ちなみに荷物を持ってもらったのは30秒ほど笑)。本当は5DHとかでいいらしいです。あっけなくことが起きるので警戒と瞬時の見極めがいりますね。。
今となってはそれが彼らの文化だと思い、どうってことないのですが、当初は本当に面喰いました。笑
20:00 ホテルCasa Hassanにて
初めて入ったモロッコのホテルの印象は、「落ち着く」の一言。良くも悪くも、ホテルのグレードは日本ほど高くはありません。でも、異国のこぎれいなお家に入れていただいたかのような安心感。
ホテルのスタッフの方も民族衣装を身につけていて、とても優しく迎えてくれます。その印象はその後、どの宿泊先に行っても変わることはありませんでした。
夜も遅かったし、すぐに用意してくださるというので早速いただいた夕食です。
ハリラ、レモンと鶏肉のタジン、ローズウォーターのプディング。
ハリラはモロッコの伝統スープで、日本のみそ汁のようなもの。この国に滞在中、何度もいただくことになるのですが、味も店ごとに特徴があっておもしろかった!
ローズウォーターのプディングは香りが芳醇で、めちゃくちゃおいしい。 ちなみにモロッコは宗教上お酒が禁止のため、人の嗜好が甘いものか煙草によるらしいです。なので、スイーツはどこもハイレベルでした。
部屋に戻った後は、長時間の移動の疲れかメイクも落とさずいつのまにか就寝...
やっと横になって寝れました。。
モロッコ旅行3日目(AM):シャウエン散策
早朝は6時からお風呂に入った後のこと。
町のスピーカーからアザーン(お祈り)の声が聞こえてきました。憧れを持ちつつも、イスラムはずっと映画や本の中の世界だと思っていた私。本当にあるって思ってなかったことが目の間に現れたような衝撃です。感動。
こうやってイスラムの人は生活してるんだなぁ、と実感。
朝食は朝の8時。基本的にビュッフェのようで、数種類のパンとドリンクが置かれたシンプルなスタイル。
また、モロッコの日の出は遅く、同じころに明るくなり始めました。
ホテルの方は本当に親切で、ドライバーのピックアップの時間まで荷物を預かっていただきました。
念願のシャウエン散策の始まりです!
9:00 “青い街”シャウエンの散策
ネットなどでよく出てくる写真スポットは、シャウエンの北側に集約されています。ホテルからは、すぐにメインストリートと思しき場所に行くことが出来ました。
お天気も、雨は朝方に止み杞憂に終わりました。青い...
被写体がよすぎてどれも絵になります。これが普通に生活空間なんですよね。
こういう坂道とか、階段とかたくさんある街大好き。
小一時間も歩くとすぐに町を1周できたので、そこから伝統工芸館に。
モロッコの伝統衣装であるジュラバの職人さんが声をかけてくれました。話している中、奥の店のようなところの方に追いやれれる、追いやられる...
昨晩の件もあり、何か勧誘されるのかと思い警戒してしまって、お礼を言ったあとすぐに出てしまいました。
今思ったら、シンプルに親切心だったのかもしれない。なんか悪いことしたな。。
また、猫が多いのもシャウエンに限らずモロッコ全体の特長です。
おじちゃんたちもとてもフレンドリーで、「この猫たちはオーナーがいないんだよ!町全体で飼っているみたいなもんさ!」と声をかけてくれます。
12:00 昼食@Aladdin Restaurant
昼食は、ガイドブックにも載っているAladdin Restaurant。観光客向けのレストランのようで、外国人の観光客や女子旅の日本人もいました。
ランチのセットで75DH。
前菜(ハリラ、オムレツなど)、メイン(タジン、ケフタなど)、デザート(フルーツ、クレープなど)がそれぞれ選べます。デザートは、チョコレートシロップでベトベトのクレープに。おいしかった!!
こちらのレストラン、テラス席のながめはめっちゃいいです!シャウエンは高原の秘境で、空気も最高。できることならもう少しぼーっとしていたかった...
モロッコのレストランは基本的にのんびり、ゆっくりです。
ご飯が出てくるのにも結構時間がかかり、ドライバーとの約束の時間を少し過ぎてしまいました。(それでも笑って許してくれるような国民性ですが)
きっと、日本ほど時間に追われている国も珍しいのかもしれませんね...
半日の散策はあっという間に終了。もっと雰囲気に浸りたかったら、丸1日くらい用意しておいた方がいいですね。
最後にドライバーが「Photo spot」といっておろしてくれました。
奥が旧市街、手前が新市街です。キレイ!!
シャウエン個人的感想・備忘録
シャウエンの標高は標高500メートル。山間にあり空気がめちゃくちゃきれいです。
あと特に印象に残ったのが、匂い。なんかものすごくさわやかなにおいがするんですよね。。※シャウエンは麻薬の栽培地域でもあるので、この匂いではないと信じたい。
遠くからニワトリが鳴く中、人々の暮らしを直に感じられる秘境です。
訪れた際は、この土地をぜひ五感で体感してみてほしいです。
大袈裟ですが空気からオーラから、全部青いように感じました。実際に、本などで視覚だけで感じているのとは全然違います。
ずっと憧れだったシャウエン、行けてよかった。
次のブログでは、迷宮都市フェズでの街歩きや人間模様をお伝えします▼▼▼
【シャウエンでお世話になったホテル】
Casa Hassan
客室メインの本館と、レストランメインの別館があるようです(わたしたちは別館に宿泊しました)
シャワーは途中でぬるくなってくるので注意が必要。