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ドレスコード?[着る人たちのゲーム]@京都国立近代美術館:感想と内容紹介

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京都国立近代美術館にて行われている美術展、『ドレスコード?[着る人たちのゲーム]』を見てきました。

 

ディオール、シャネル、ルイヴィトン、コムデギャルソン、グッチ、ヨウジヤマモト、ドリスヴァンノッテン、マルタンマルジェラ...

その他そうそうたるブランドの作品が一斉に集結。同時に歴史的・文化的なことも伝わってきて、めちゃくちゃ見ごたえがありました。

・ファッションが好き

・アートが好き

・サブカルチャーが好き

・堅苦しい美術展は苦手

・ファッション関係の仕事に就いている(or就きたい)

ファッション関係の美術展ってなかなかないから、上記に1つでも当てはまったら絶対に行ってみてほしい!!

『ドレスコード?[着る人たちのゲーム]』

キービジュアルにものすごくインパクトがあって、ずっと気になってた今回の美術展。

いまいち何をやっているかわからなかったのですが、詳細見て一瞬で行きたくなってたやつです。

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基本情報

やってきたのは京都の岡崎。平安神宮の横にある美術館です。

【期間】2019年8月9日(金)~10月14日(月祝)

【場所】京都国立近代美術館

【チケット】1300円

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混雑状況・来ていた人たち

【行った日】平日の午後

【混雑状況】快適に鑑賞できる

【男女比】4:6くらいで女性の方がやや多め

【年齢層】20代多め。30代~40代女性のお友達連れも目立つ。

有名な画家の美術展に比べると、あまり混んでいる感じはありません。

ある程度人はいますが、特に並ばず重ならず、ゆっくり見られます。混雑状況など特に気にせず行っても大丈夫なのではないでしょうか。

客層はさすが京都、学生の街だけあって、ファッションに興味がありそうな大学生が多かった印象です。

クリエイティブ・ファッション好きのための展示会

さて、この展示会の概要を簡単に説明すると、 

現代におけるファッションは「着る」だけの機能的な面を通り越して、「視る・視られる」といった文化的で風俗的な役割をもっており、私たちはそんなファッションと今後どう関わっていくのか...(以上、個人的認識。笑)

という大きなテーマに対して、洋服や写真、グラフィックなどで、いろんな作品が展示されている、というもの。

少し難しそうに書いてしまったけど、要は「歴史とともにファッションのあり方を学ぼう!」ってことだと思う。

 

展示自体はファッションショーとか雑誌の1ページ見てるみたい。ものすごくキャッチーでわかりやすくて、お堅い雰囲気ゼロで見られました。

今まで美術展に興味がなかった人でも楽しめると思う!

ファッションとは私たちにどう広がってきたか?

こちらは入って早々、撮影OKだった作品。

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この写真エリアの展示では、全体のイントロダクションとして、

・もともとファッションは富裕層の地位を示すためのツールだったんだよー

・富裕層間のマウンティングにはファッションアイテムが使用されたんだよー

ということを示してます。

ここから

・庶民の組織の制服であるスーツや学生服がどう着られていたか

・労働者のデニムや軍のカモフラ柄やトレンチコートがどう一般ファッションに取り入れられたか

などの展示があるのですが、どれも個性的な作品がテーマごとに何着も展示されていて、本当に見ていて面白い!!

ディオール、ギャルソン、ほか作品がいっぱい!!

特に、入って早々のスーツの展示では、トムブラウンにイッセイミヤケ、ポールスミスやアルマーニなど、ほかいくつものブランドのスーツがずらっと並んであってすごいハク。

70年代、80年代のヴィンテージ作品もありましたが、今着てもオシャレだなぁと思うものばかりでした。

女性スーツのエリアでは、CHANELのスーツもありました。説明書きを読んでいると、やっぱりココ・シャネルって革命的な人だったんだなぁ。

洋服にはロゴやブランド価値を求めてしまう?

見ていて考えさせられたのは、ファッションにおけるロゴの位置づけ。

・ブランドとはもともとオリジナルであるもののことを言うよー

・ロゴとはそのブランドの正規品であることの証明だよー

というものだそうなのですが、

・ブランドが成長すると、そのブランド自体よりロゴに価値が置かれてない?

・みんな一体ロゴに何を求めているの?

という問題提起。

これ、なかなか面白いな、と思った。

例えば、ハイブランドのバッグや洋服に憧れる話はよく聞くけど、

・それって果たしてデザインや品質を評価して言っているのか?

・ヴィトンのバッグ、というそのブランド=ロゴにステイタスがあるのか?

・ロゴはついていないけどハイブランドと同等のデザイン・品質の製品は買うのか?

って言われると、多分一番最後の質問にはNOの人が多いと思う。

なんか、皮肉ですね...

 

こちらも撮影OKだった作品。有名なアート作品とコラボされています。

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先ほどのロゴと同じで、絵画をあしらった洋服の場合、

・無名な「絵」だったらその洋服買いますか?

・有名な「アート作品」だからその洋服に価値が出るんじゃないですか?

という疑問提起。

 

私はさっきのブランドやロゴには特に興味ない(というか分相応。笑)のだけれど、アート作品とコラボした洋服とかはほしくなるタイプだから、ちょっと考えさせられてしまったなぁ。

ファッションとは自分たちが作っていくもの

こちらも撮影OKだった展示。現代社会の多様なファッション性の写真パネルです。

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ヤンキー、地下アイドル、お水スーツ、じじばばファッション...

要は、

・好きなように表現しようよ

・自分が価値があると思ったものを着ようよ

ということなのかなぁ。

 

今や日本のファッションが多様化しすぎていて、海外アーティストもリサーチに来るようです。ニッポンのカルチャーすごい...

世の若者よ、ファッション好きなら絶対行って!!

とにかく、楽しい!オシャレな洋服いっぱい!目が幸せ!これに尽きる。

私は過去10年、直接的・間接的かは別として、ファッションに少なからず関わりのある仕事をしてきたのですが、、やっぱり服ってただ「着る」だけのものじゃなくて、その時の人の考え方や生き方を反映させた、立派なカルチャー作品なんだなぁって改めて思えました。

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この展示会の楽しみ方は、

・ファッションの歴史的な広がりや社会との関わり方を学ぶ

・純粋にオシャレな洋服をたくさん見る!!

の2通りなのではないかと思います。

私が少し堅苦しく書いてしまったかもしれませんが、学生さんとかは純粋に、「ヴィンテージスーツ見に来ましたー」、「オシャレ好きなんで来ましたー」みたいな感じで、深いこと考えず見てる子が多いようでしたし(笑)

 

でもやっぱり個人的には、これからファッション界を担う専門学生さんとか、将来服を生み出すアーティスト志望の若い人に見に行ってほしいなぁ!

これまでの歴史や、服に何を込めるかの意味を理解して、今の世相を反映した「ファッション」というカルチャーを次に残してほしいから!

私にはちょっと遅すぎたぁ。

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【京都展】2019年8月9日(金)~10月14日(月祝)

【熊本展】2019年12月8日(日)~2020年2月23日(日)

関西のみなさーん!九州のみなさーん!

ぜひ、足のお運びを!