長らく書いていなかった読書系エントリです。
2023年の小さな目標として、「読書30冊」というのがありました。
30冊なんて読書家の方に比べたら超絶に少ない冊数だと思うのですが、マイペースな自分にはちょうどいいかな、と思って立てたこちらの目標。
実際低めに見積もったので、まぁ余裕でしょと思っていたら4月ごろからペースが失速...
蓋を開けると、結果的に半年で16冊というギリギリ半分いったような結果となりました。
書籍名・感想諸々、こちらに記録しておきたいと思います!
2023年上半期に読んだ本
1.フィンランドの幸せメソッドSISU/カトヤ・パンツァル
2.世界の宗教地図/ライフサイエンス
3.イスラムが効く/内藤正典・田中考
4.自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本/駒形依子
5.お金が貯まる人はなぜ部屋がきれいなのか/黒田尚子
6.無限の網/草間彌生
7.40歳の壁をするっと超える人生戦略/尾石晴
8.旅ドロップ/江國香織
9.そして生活は続く/星野源
10.働く男/星野源
11.よみがえる変態/星野源
12.すごい貯蓄/くらま
13.40代から手に入れる「最高の生き方」/いれぶん
14.人を動かす!安西先生の言葉/遠越段
15.汝、星のごとく/凪良ゆう
16.流浪の月/凪良ゆう
基本的に雑食なので、小説・エッセイ・ビジネス書など、相変わらずバラバラだなと。
やっぱりマネー関連や海外の暮らし関連の書籍は定期的に読みたくなります。
春先には星野源のエッセイにはまり一気読み。噂には聞いてたけど、やっぱりお源さんってちょっと変態だね(←褒めてる!)。ガッキーは変なことされてないだろうか。笑
あとは夫婦ともにお互い30代も折り返し過ぎたということで、数年後に来る「40歳」について意識し出すような本も入ってきたことが印象的でした。
特に印象的だった3冊の感想
ここで、特によかった本・印象深かった本に数冊、詳しく触れておきたいと思います。
フィンランドの幸せメソッドSISU/カトヤ・パンツァル
完全にジャケ買いですが。。笑
「SISU」とはフィンランドにおける哲学?のようなもので、忍耐や精神力のことを指すらしい。厳しい環境の中でもサステナブル且つ小さな幸せを感じながら生活しよう!というシンプルライフの極意みたいなものが感じられ、これからありたい生活の参考になった。
個人的に北欧のスッキリした暮らしぶりとか、物質的なものに左右されない考え方にすごく憧れるので、なんかいいなぁと感じました。
ちなみにSISUのマインドに憧れてサウナに挑戦しましたが、私にはその良さがあんまりわからなかった。他の部分でマネできる所を探していこうと思う。
無限の網/草間彌生
読了。
— サツキ (@satsukilog) 2023年3月2日
草間さんはまず芸術家である前に思想家でもあるんだな。
良くも悪くも考えの次元が違いすぎて私にはついていけなかった。。
時代が追いつくのはいつの日か。 pic.twitter.com/rZ0GdbStnI
草間彌生さんの自伝。今まで「直島のカボチャの人」という印象が強かったけれど、これを読んでガラッと変わりました。
まさかこんなに挑戦的な作品を1960年代に単身NYにわたって発信されていたとは。
むしろ海外に出て絶対に正解...!きっと日本は窮屈だっただろうな。1960年代どころか、今日本でやっても多分受け入れられるのは難しいと思う。
とまぁ詳しくは書かないけれど、多分ここまでセンセーショナルな表現をするアーティストが衝撃的すぎて、クサマヤヨイが世界に通ずる意味が少しわかった気がする。
作品をぜひ生で見たいと思い、GWには東京の草間彌生美術館にも行きました。いつか松本の方にも行ってみたい!
汝、星のごとく/凪良ゆう
「汝、星のごとく」読了。
— サツキ (@satsukilog) 2023年5月20日
途中何度もやるせない展開で病みそうになるも、終始清らかに読めたのは美しい文章と私自身大好きな旅行先であるしまなみ海道の情景が目に浮かぶせいだからだろーか。
しばらくはこの余韻に浸りたい。。 pic.twitter.com/6NfAHSokNJ
本屋大賞受賞!私も大好きな尾道やしまなみ海道付近の島々を舞台としているということで、気になってハードカバーを購入。。(小説は文庫派)
とにかくすごくよかった!物語の出来事としては、不倫・離婚・ヤングケアラー・ムラ社会・地方格差・遠距離恋愛・病気・LGBT差別・自死...と、これでもかと鬱要素満載なのだけれど、凪良さんの表現がキレイすぎて、それすら瀬戸内海の情景の一つとして、登場人物が本当に存在しているかのようにあっという間に読み終えてしまった。
あんなに美しい島々にムラ社会や地域格差が存在しているというのも、リアルなのであれば悲しい。読み終えた後は軽く放心状態で、しばらく余韻が消えませんでした。。
これを機会に他の作品にも興味が湧いて「流浪の月」も購入。同じく表現が美しく、情景を思い浮かべながら1日で読み終えてしまった。これが凪良ゆうの文章なのか。
まとめ
ジャンルは色々読んだけれど、やはり上記3作品のインパクトが大きい。
とくに凪良さんの影響は絶大で、今は物語の世界観に浸れる小説が読みたい気分です。
ちなみに、上記のほとんどはメルカリでお安く購入しました。ありがたいことにかなりお得に読書が楽しめていて、この効果はまた別ブログででも記載できればと思います。
今年も折り返し地点を越えたということで、目標まであと14冊。重荷に感じず読みたいものを読めばそんな数すぐに到達できると思いつつ、実際のところはどうなるでしょうか。笑
自分のペースで、引き続き楽しんでいきたいと思います。