私は新卒で販売職として3年、その後転職して営業職として7年、働いてきました。
このブログでは自虐も込めて自分のことを”元社畜”と称していますが、どちらかというとその思い出は営業職時代の方が濃いです。笑
先日、こちらの記事を書きました。新卒で3年間勤めたショップの店長から言われ、今も心に残っている言葉集。
これを書き終えて、、、ん、、、ちょっと待てよ???仮にも販売をやっていたのは、営業の半分にも満たない年数。営業時代に心に残っている言葉や印象深いことがないはずなかろうが。思い出せ、思い出せ、思い出せーーー!!!
ということで、ひねり出しました。営業時代に学んだことたちを。
前回に引き続き、今回も第2弾としてそのまとめをしたいと思います。
あくまで私個人の価値観で書きますので、意にそぐわないことにはお目つむり下さいなぁ!
2人の男性上司の背中から学んだ8つのこと
7年間の営業時代は、主に2人のタイプの異なる上司にお世話になりました。
思い出す中で気づいたのは、この上司たちからは「言葉」というより、その「態度」を見て学ぶことも多かったなぁということ。
2人のパターンに分けて書いていきたいと思います。
男性上司の教訓:1人目~信頼と尊敬の巻~
まずは最初にお世話になった男性上司。兄貴分で、少し楽観的で、営業成績はおそらく普通だけれど周りからの信頼は絶大。
この上司からはそのままの姿を取り入れたいと学ぶことが多かったです。
①必要な時に応えてもらえないのは上の人の責任
これは実際に言われた言葉。
「いつ何時忙しいときでも、仕事における部下や後輩の質問・相談に応えるのが上司と先輩の務め。応えられないのはその人の度量の責任だから、遠慮せず相談してきていい」と。
また、上の者はどうしてもすぐに対応できない場合、「あと何分後」と必ず対応する旨を提示してあげるべき、とも。
上司だから忙しいのは当たり前、でなく、こういう他人ファーストができる人が人望を集めていくのだなぁと実感。
②質問をしてきた人には身体ごと向けて話を聞く
同じく質問をしてきた部下後輩には手を止めて身体ごと聞いてあげること。
これ、意外と会社でできている人少なくないですか?こちらが真面目に話しているときにPC見ながら、作業しながら雑に対応されたり。
これは①とセットで、目の前にいる人に誠実に接することが信頼関係につながるのだ、と感じたことです。
③大体のものごとは30秒で説明できる
結論から先に、必要なことを端的に拾って話す。の意。
報・連・相(死語?!)きちんと伝えないと!と思う余り、言葉が長くなってしまっていた若かりし頃の私。。そんな時、なぜか30秒というリミットが課され簡潔に説明するよう、よく注意されていました。
やってみたら、意外とできる。まず必要最低限伝えて補足説明する方法だってあるし。結局、大切なことって思ってるより少ないんですよね。
④自分は自分のやり方でやっていい
・Aという考え方を軸として、BとCの要素を入れる
・AとBとCの要素を三等分して、ABC混合の考え方を持つ
・AとBとCの考え方を参考に、全く新しいDという答えを出す
この例えとともに、「人それぞれタイプは違うんだから、自分にあったやり方でいいんだよ」の意で言われました。
何でも器用に要領よくこなす同期と比べてしまっていた時にこの例えを出され、励みになった言葉です。
男性上司の教訓:2人目~反面教師の巻~
その後、1人目の上司が異動し新たな上司と仕事をすることになりました。情熱的で、感情の波が激しく、類まれなる営業成績で早くに昇進した方。
こちらの上司からは、どちらかというとその立ち居振る舞いを見て、「こうはならないでおこう」と反面教師にする学びの方が多かったように思います。。
⑤感情にまかせてものを言わない
これは人と接する基本だと思うのですが、意外とそうでない人、多くないですか?
感情で話されると、話の基準が「客観的にいいか悪いか」ではなく「自分の気に障るかそうでないか」になっている気がするのですよ。
時には本人が自分で言ったことを覚えていない、なんてありえないこともあるし。建設的でないし、何より感情まかせに話された方はいい気はしないし、できる限りこうはなりたくないと思う代表格です。
⑥人によって態度を変えない
こちらも⑤と同じく、対人の基本だと個人的に思う部分です。。
あくまで私の見解ですが、感情的にものを言う人って大体、人によって態度変わりますよね。正しくは、感情的になっても自分に害の返ってこない相手を無意識に選んでいるというか。
自分の負の感情をぶつけやすいかどうか、とか、言いたいことを発散させる際にこの人は打たれ強いか弱いか、とかの基準でなくて、大人として、一人の人間として接する節度は最低限持っていてほしい。。
上司たるもの皆に公平でない限り、信頼は得られないなぁと実感したことです。
⑦保身は信頼をなくすだけ
要は、上役に気に入られようとすることなのですが…
普段は感情的に言い放題、悪態付き放題してるのに、本人の上司(私からしたら2ランク以上上の偉い人)がその場にいるときのみ、部下にいい顔するパターン。
これって下のスタッフからしたら、自分の評価のためにその時だけやってるようにしか見えない。
おめー結局自分のことしか考えてねーだろ。そうやって下の心は離れていくんだぞ。という愚痴を同僚と漏らしたのは数知れず。
⑧「誰かがやらねばならんこと」をやっている人にこそ目を向ける
チームで仕事をしていると、いろんな役割が出てきますよね。
その中でエースやトップセーラーは勝手に目立ってくるし、評価されます。もちろん会社である以上、売上優秀な人材が必要不可欠なのは百も万も承知ですが…
でもその陰で、「誰かがやらないといけないこと」をコツコツやってくれているスタッフが絶対に出てくるんです。目立たずとも。
経験上、それを尊重してもらえず辞めてしまうスタッフを何人も見てきました。
上司がチームのリーダーならば、そんな人たちにこそスポットライトを当ててあげないと、存在意義を肯定してあげないと、根の生えたチーム作りなんて当然できないよね、と言いたい。これはその上司ではなく、当時の会社の評価体制の問題のような気はしますが…
結局、学んだのは「人との接し方」
以上、2人の男性上司の背中から学んだことでした。結局は対人面に関わること。
・どんな立場であっても「人」として対等に接すること
・相手の置かれている状況や気持ちを汲んだ対応をすること
・自分と同じく自分に関わる周りの人を大切に考えること
総括するとそれが私なりの答えだったように思います。
2人とも異なる切り口ですが、どちらも印象深かったのは事実です。
そしてお気づきかもしれませんが、2人目の上司に関しては、反面教師といいつつ怨念もこもっています。笑
他スタッフからみても、私へのアタリは異常だと心配されるくらいでしたから。笑
もちろん、たくさん指導はしていただいたと思うのですが、感情的に言われることが多かったせいか、心に響いている言葉ってほとんど思い出せないんですよねぇ...
ただ言いたいのは、単にその上司が嫌いだとかそういうことではなく、歳も近く一緒にいた時間も長く、本人なりに若い昇進のプレッシャーもあって、きっと私にはいろいろ言いやすかったんだろうなぁ、という外的な事実もあるということ。
たまたま会社という空間の中で、彼が評価されたタイミングでたまたま私が直属についただけで、これが人生において別のステージ・別の場所だったらまた違っていたのかもしれません。
その点で、真の意味で良好な関係を築けなかったのは少し心残りです。。
どんな職場でも結局は人ありき。
「人を大事にするとはどういうことか」を体現できる人間になりたいものです。
終わり!