先日、フェルメール展@大阪市立美術館に行ってきました。
≪フェルメール展≫
東京:2018年10月5日~2019年2月3日
大阪:2019年2月16日~5月12日
開催期間が上記の通りなので、今更感満載のレポートですが…
見たもの感じたものを留めておきます。
混雑状況や個人的な所感などもまとめてますので、興味のある方はごらんください。
フェルメール展、大阪上陸
アートファンは誰しも知っているフェルメール。
私もにわかなファンですが、巨匠の絵画が来るんだからそりゃもう行きたいと思ってました。
実際に見た感想は、「光の魔術師、ほんまやー!!!」。
光をつかった奥行と立体感が、他のアーティストの比ではありませんでした。
展示の仕方も、それが分かるよう最後にトリが来るような見せ方でずるいなぁ(笑)
平日なのにまぁまぁ混雑してましたが、歴史に名を遺したアーティストの絵画、見れてよかったです!それではどうぞ。
訪れた曜日・時間
≪日時≫ 平日金曜日
≪時間≫ 12:00ごろ入場
≪天気≫ 晴れ
以降、混雑状況などは上記の状況を想定してください。
所要時間について
個人にもよりますが、私は
鑑賞:約1時間
ギフトショップ:約15分
くらいの滞在です。
各絵画のキャプションもじっくり読んでこれくらいです。
トータルは短い方で1時間、長い方で2時間ほど見ておけばいいかと思います。
開催場所とアクセスについて
今回の展示は、大阪市立美術館で行われていました。
最寄り駅は天王寺駅になります。
JR、大阪メトロどちらでも乗り合わせが可能なので便利ですね。
ほか、近鉄線の大阪阿部野橋駅も隣接しているため、こちらからでも行けます。
私は天王寺駅で降りましたが、歩いて徒歩10分くらいでした。
半分地下道を通っていく中、大阪市立美術館の案内表記も出ているので、特にマップに頼らずに行けました。
チケット購入と待ち時間について
チケットは一律1800円です。
音声ガイドをつけたら、+600円でしたが私はつけていません。
(なくても問題なく楽しめました)
待ち時間もなく、すんなり購入できました。
混雑状況と客層について
まず客層は、40~60代が圧倒的に多いです。
男女比でいうと、2:8か3:7くらいの割合でほぼ女性。
たまに、春休みかと思われる小学生や中学生くらいの子が熱心に絵を眺めていました。
混雑状況に関しては、各テーマフロアによって多少異なるという印象です。
展示は6章にて構成されているので、内容と合わせて下記よりお伝えしていきます。
第1章 オランダ人との出会い:肖像画
【混雑状況】大変混雑している
【概要】
それまでは、王族や貴族の特権と言われている肖像画ですが、16世紀ごろから民間の富裕層にもその文化が派生したそう。
ここではそんな肖像画が展示されていました。
【状況詳細】
入ってすぐのスペースということで、人がたまっている状態。
かなり込み合っています。
1つの絵を見るのにも順番の列が発生しているので、それに従って鑑賞しました。
個人的には、このフロアが一番混んでいる印象を受けました。
第2章 遠い昔の物語:神話画と宗教画
【混雑状況】混雑している
【概要】
昔から画家のテーマとして扱われてきた神話画は、過去の見ぬ情景を描くため、歴史の知識に加え相当な想像力が必要だったとのこと。
そのためこのジャンルで有名になることは、相当なステータスになったのだとか。
【状況詳細】
第1章に引き続き、人の波がまだ続いているという感じです。
特に絵の1つ1つに迫力があり、来場者全員が見入っているという印象。
焦らず流れに身を任せて鑑賞しましょう。
第3章 戸外の画家たち:風景画
【混雑状況】落ち着いて見られる
【概要】
美術の授業や学校で誰しもが書く風景画も、画家の手によると「季節」「天候」「風」などによって、その時だけの印象を表現しているとのことです。
そんな奇跡の産物となる絵が拝めます。
【状況詳細】
この辺りになると、疲れる人が出始めるのか人の流れが速くなります。
展示スペースも広いので、1つの作品に対してうまく人が分散し、落ち着いて見られました。
第4章 命なきものの美:静物画
【混雑状況】落ち着いて見られる
【概要】
物に対する繊細な表現が試された静物画こそ、画家の技量が試されたとのことです。
展示枚数は少ないですが、ヤン・ウェニークスの「野ウサギと狩の獲物」はじめ写真と見まがう作品が見られます。
【状況詳細】
こちらも第3章の続きで、比較的落ち着いて見られます。
人があまり描かれてないのも理由なのかしら。何しろ1つの絵に対する回転が速かったです。
第5章 日々の生活:風俗画
【混在状況】 やや混雑している
【概要】
写真がなかった当時、人々の生活を描く風俗画は後世に暮らしを伝える貴重な資料。
作品には当時の流行や世間に対しての戒めなど、いろんな意味が込められています。
トレンドが発生したり、年配の方が若い世代に教訓を伝えるのは現代も同じですね(笑)
【状況詳細】
時代背景が直に投影されている作品が分かりやすいためか、人のたまりが少し増えだします。
ただし第1章ほどではないので、タイミングに合わせすいている絵画をピンポイントで見ていくと、ストレスなくみていくことが出来ます。
第6章 光と影:フェルメール
【混雑状況】混雑している
【概要】
光の魔術師と言われるフェルメール。
現存している作品は35点だそうですが、そのうちの6点がこのフロアにて展示されています。中でも初来日の「取り持ち女」がもっぱらの話題ですね。
【状況詳細】
やはり今回の目玉だけあって、混雑はしています。
ですが、ゆっくり人だかりの周りから鑑賞し、中央の人がはけたら徐々に近づいていくスタイルで、最終的にはいい場所で見られました。
グッズ・ショップなど
6章のフロアを抜けると、グッズ売り場があります。
文具やお菓子など、どれもめっちゃ可愛いんだけどいかんせん値段が高い...
トートバッグがめっちゃ可愛かったけど、3500円もしたよ((((;゚Д゚))))
結局お買い上げしたのはこちら▼▼▼
左:クリアファイル450円 右:カードホルダー350円
クリアファイルってグッズにしてはお手頃だし、整理に使えるのでつい買っちゃう。
来年開催の、大好きなゴッホ展の案内も一緒にお持ちかえり。
東京開催との違いは?
調べている中で、東京・大阪の違いがあったので書き記しておきますね。
■チケットについて
【東京】2700円(音声ガイド込み)
【大阪】1800円(音声ガイドは+600円)
■入場について
【東京】日時指定入場制
【大阪】いつでも入場可能
■展示作品について
【東京】9作品を展示(但し入れ替え制のためMAXでは8作品)
【大阪】6作品を展示
大阪では、自由な時間でよりリーズナブルに鑑賞できるのはいいですが、やはり作品数が少ないのがネックでした。
個人的には「牛乳を注ぐ女」が見たかったなぁ(*´Д`)
フェルメール展 個人的感想
フェルメールはもともと大好きな画家だったのですが、実物を見たのは数年前のルーブル美術館展以来。
改めてみると、ほかの作品と比べて頭1つ2つ抜けるほどの光の表現方法が上手だということを実感します。
展示順にも完全にやられました。
どの画家の作品も素晴らしいのですが、最後にフェルメールともってこられると、いかにそれまでの画家の明暗表現が平面的だったかが実感させられます。
フェルメール=3D、他の方=2D、みたいな感じで。
粒子レベルでの明暗の描き分けや、衣装のたゆみや窓際の表現は冗談抜きに鳥肌が立ちました。
教科書やネットで見るのとは本当に違いましたよ!
フェルメール展は大阪では、5月12日まで開催されています。
GWは人のピークになりそうですが、アートが好きな方は行くと記念になるはず。
行こうか迷っている方、ぜひ行ってみてくださいね。