2019年12月、個人旅行で中央アジアのウズベキスタンに旅してきました。
日本よりはるかに物価が低いウズベキスタン。
結果的に5泊7日の旅行で、私が現地で使ったのはトータルで約20,000円です。仮に日本で同じことをすると考えると、かなり安いように感じます。
ただ、出発前の情報収集の段階で「現地で何にいくら使った」という旨の情報が思うように見つからず、所持金をいくら持っていくべきかで悩みました。。
今回こういった経験から、私の出費明細を身をもって公表したいと思います。笑
これから現地に行かれる方や海外旅行の行き先を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
ウズベキスタンでかかったお金まとめ
まず旅の事前事項としてはこちらです。
・旅行日数:5泊7日
・旅行人数:一人旅
・旅行形態:旅行会社からのツアー利用(1名参加のもの)
・旅行会社に払ったお金に含まれている物
┗往復航空券代、ホテル代(5泊分・朝食含)、ホテル~駅or空港の移動費(現地ドライバー)、各都市間の移動費(特急アフラシャブ号)→これが大体15万円くらい。
今回は某旅行会社のツアーを利用しました。一人旅希望だったので、基本はフリープランで最低限の手配(宿や移動)だけしていただけるものです。
宿泊費や都市間の移動など大きなものは全て先に旅行会社に支払っているので、あくまで現地でかかった金額のことをお話しします。
ウズベキスタンの物価事情
まず、やはり物価自体は安かったです。2019年12月の時点で、1,000スム≒12円。
例に出すと、
・お水:3,000スム≒36円
・レストランの1メニュー:20,000スム≒230円
・タクシー:5,000~15,000スム≒60~170円(観光エリア内は大体カバー)
くらい!どれも激安です。。
約230円のラグマン(ウズベキスタン風おうどん)。滞在中、何度もお世話に。
少し調べた結果、理由はウズベキスタンでは国民の40%が貧困層だそうで、彼らに物価水準を合わせているからだとかどうだとか。。
今ウズベキスタンは観光大国として急激な成長を遂げているらしく、そこで経済の発展なり雇用の創出などがあれば、この物価もいずれは上がってくるのかもしれませんね。
通貨の単位がでかいので最初びっくりしますが、実際使っている金額は日本のそれほどでもなく、終始安心して買い物ができたような気がします。
かかったお金:観光編
まずは観光でかかったお金。遺跡の入場料などを指します。
合計:241,000スム≒2,800円
訪れた場所:アルク城(ブハラ)、レギスタン広場(サマルカンド)、シャーヒズィンダ廟群(サマルカンド)、ビビハニムモスク(サマルカンド)など合計11カ所
※ちなみにどこも入場料とは別に撮影料があり、それ込みの金額です。
写真はシャーヒズィンダ廟群のチケット。撮影費込みで21,000スム≒240円です。
最高金額はレギスタン広場の40,000スム≒460円でしたが、全体平均は250円。日本のお寺などが500円ほどするので、約半額。
ブハラとサマルカンドは、エリアとして世界遺産に登録されているので、それらの遺跡がこの金額内で見れると思うとかなりありがたいことだと感じます!
かかったお金:食べ物編
食べ物も全体的に安かったです。丸5日分の昼・夜のごはん代や飲み物、おやつなど。
合計:251,800スム≒約2,900円
食べたもの:プロフ、ラグマン、ムスタヴァ、マンティ、シャシリク、サモサといったレストランでの国民食や、商店で買えるような簡単なおやつやジュース
昼・夜のご飯合計10食に小腹がすいたときのおやつ込みの金額だと考えるとかなり安いですが、特別節約したということはいたってありません。普通に安いんです。
具体的な金額でいうと、ウズベキスタン風炊き込みご飯であるプロフ、同じく現地のうどんであるラグマンが、それぞれ20,000スム≒230円くらい。
シャシリクという羊肉の串刺しなど、かなりの食べ応えで8,000スム≒93円!
日本のカフェで1食1,000円ほどすることを思うと、神の領域のように思えます...笑
かかったお金:お土産編
自分や家族へのお土産代です。結果的に一番の出費を占めました。
私の海外での楽しみの一つとして、そこでしか買えないモノの購入ということもあり、ここの金額はケチれません。。
合計:656,630スムと45ドル≒12,550円
買ったもの:スパイス、食材や、スザニ・食器などウズベキスタンの工芸品
※ドルでの支払いが好ましいお店もあったので、通貨が混ざっています。
やはり、工芸品や定番のお土産となると現地の人はあえて買わないためか、ものによって値段が張りますね。。スザニとよばれる伝統刺繍は、17ドル≒1,900円ほどしたものも。(それでもそれにかける労力を思うと全然足りないくらいかもですが…)
ドル払いの店は大体どこも、そもそもの金額が高かった印象です。
スパイスセット25,000スム≒290円、スーパーでのばらまき食材買い占め164,630スム≒1,900円など、現地の人も買うものはやはり安くで買えました。
かかったお金:移動編
大きな移動費は先に支払っているので、ここでは任意でのタクシーや地下鉄代です。
合計:64,800スム≒750円
利用した場所:各都市にて夜間や徒歩では厳しい距離の移動、タシケントでの地下鉄、サマルカンドのマイクロバスなど合計9回分
タクシーの1回の値段は約10,000スム≒116円ほど。人と場合にもよりますがこれで3~4キロは走ってくれます。地下鉄なんか、一律1,400スム≒16円です。
全ての移動を合計しても、日本のタクシーの1メーター+αくらいの値段になってしまいました。ウズベキスタンの物価、恐ろしや。
かかったお金:その他
最後に、とくにどのジャンルにも属さない出費がこちら。
合計:54,000スムと6ドル≒1,286円
かかったもの:現地SIM、ドライバーやポーターへのチップ
現地SIMは、私が日本でSIMロックの解除をしてこなかったという大失態を犯したので、ただの無駄金です(T_T)(T_T)(T_T)
ウズベキスタンは基本的にチップの文化はないらしいのですが、旅行会社からドライバーへのチップはあった方がいいと言われていたのと、ホテルのポーターから荷物を運んだあとに「チップがほしい」ということを言われたので、それぞれ1ドルづつ払いました。(ポーターへのチップは老舗のような大きなホテルのみで、小さいホテルは必要ありませんでした)
ちなみにドライバーへはチップと一緒に日本のアメなんかを渡すと喜ばれます。笑
両替時の注意点
両替についてはあまり両替所を見かけないので、慎重にお金を使いました。
できる場所が限られているかも...
両替可能な場所として、空港・一部の大きなホテル・銀行・観光地の両替機、があるようですが、私はこの両替機なるものをあまり見つけることができませんでした。
実際に私が両替をした場所は、タシケントのホテル・サマルカンドのタシケント通り(サマルカンドで誰もが必ず通るであろう、ビビハニムモスクとレギスタン広場をつなぐメインストリート)にある銀行です↓↓
また、到着日のホテルが「ホテルウズベキスタン」という大型ホテルだったため、初回の両替はそこで済ませました。
ドルを持っておいた方が無難!
ウズベキスタンの両替は、ドル・円からの両方が可能です。
観光地では先ほどのようにドル払いの方が好まれる店もあるので、ドル紙幣も持っておいた方がよさそうです。(スム払いをしたいことを伝えると支払い通貨を変更してくれる店もあります)
私は日本からドル・円の両方の紙幣を持っていき、現地で様子を見ながらバランスよく両替&支払いをする、という方法をとっていました。
スム→円(ドル)への両替は不可能!
スムから円やドルへの両替は不可能なので、持なるべく余らせないように計画的に両替・買い物をするのが得策です。
とはいえ、相場や予算の目安もわからんのに、両替すべき適正金額がわかるはずあるかい!!と自分自身が思ったのが、この記事を書こうと思ったきっかけでもあります。笑
まとめ:一人ならこれだけあれば大丈夫!
上記でかかった金額をまとめると、
現地で使った金額合計:1,268,230スムと51ドル≒20,300円でした。
こうなることなら、キリよく20,000円以内に抑えたかったな...
食費や入場料などは必要経費として、お土産代はもう少し抑えられたかもしれません。
ただし、5泊7日でこれだけ色んな場所を行き来し、おいしいものを食べ、満足のいく買い物をしたとなると、約20,000円では足りないくらいなのではないでしょうか?笑(自己正当化)
きっと日本やほかの欧米諸国であれば、もっとするんだろうなぁと思います。
私は旅先のお土産はケチらないポイントなので、お土産にこだわらない方であればもっと低くなるかと。
人にもよりますが、ウズベキスタンに約1週間の旅行で現地で使うお金は、1人あたり20,000円前後を見ておくのがいいかもですね。
また、今後そんなお土産に関する買ったものレポート(という名の完全趣味ブログ)も書きたいと思いますので、興味のある方はよければ見にいらしてくださいね( *´艸`)
以上、ウズベキスタンでかかったお金でした。
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