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【本】「恋が逝き 旅が始まり 愛が来る」2019年買って良かった本ベスト1はコレ

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1作目である「旅がなければ死んでいた」を読んで以来、すっかりファンになってしまった坂田ミギーさん。

彼女の2作目、「恋が逝き 旅が始まり 愛が来る」を読みました。

 

今回もミギー節炸裂で超おもしろい!!!

おもしろいだけでなく、色んな価値観と向き合うことの大切さや、日本的な固定観念に対して全く疑問を持たずに生きてきた自分に対する問題提起など、ハッとさせられる描写も多数。

読んだ後は何となくスッキリして、心の奥でくすぶっていた自己肯定感が強まる気分。

というわけで、久しぶりの読書記録です。

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恋が逝き 旅が始まり 愛が来る

先述のように、こちらはシリーズでいうと2冊目の本になります。

1作目『旅がなければ死んでいた』は、アラサー・独身・社畜状態で彼氏に振られるという人生低迷期にいたミギーさんが、約1年間の世界一周の一人旅に出て、現地の色んな生き方に触れ、凝り固まっていた脳みそが解けていった、というエッセイ。

しかも旅の最終地であるロサンゼルスで、現在の旦那様と出会われるというお話としても素敵なオチ!

 

ストーリーや著者の詳細はすでに書いているので、今回は割愛します。

www.satsukilog.com

今回の本はその番外編とのことで、1冊目で書ききれなかった旅のエピソードや、世界各国の人々の生き方が集約されています。

それだけでなく、現代社会で生きていくにおいてぜひ心のお守りにしたい言葉や、人間だれしも共感できるようなリアルなつぶやきがたくさん。

特に、仕事や周りの目に疲れた人に読んでほしい!

教訓① 世界は広い、日本の価値観はそのごく一部でしかない

ミギーさんの本を読んでいて特にメッセージ性を感じる部分は、やはり周りの価値観や常識に振り回されない自分らしい生き方を見直す大切さ、のように思います。

 

旅をして世界中の色んな人と会われるわけですが、その中には決して裕福ではない方や仕事をあえて持たない方、非合法なことをされている方もいるわけで。

でも、その人たちがかわいそうなのかというと、そうではない。

自分たちの環境で、自分たちの価値基準をもって、満足に生きている。

 

例えば、ミギーさんはベルギーで、少額の家賃と引き換えに老朽化した家の改装や街づくりを行うことを「好きで貢献したいこと」とし「お金をもらうため」だけの仕事はしていない、という青年と出会われるわけですが、、日本の「働く」価値観とは大きく異なっていますよね。

日本では新卒の就活にみられるように、その仕事が本当に自分にとって価値のあるものなのかをわかりもせず「いい会社」に入ることが善とされるように、「こうあるべき」という価値観が多いように思います。これが一般的になっているというか、それが勝ち組、というか。(自分も含めて)

 

でも読みながら、これは日本国内での偏った見方にしかすぎない、ということに気付きます。もちろん、これが正しいか正しくないかは別ですが…

「見方が偏っている」というよりは、きっと「その見方しかないことがもはや当たり前」という方が正しくて、疑問に思う余地もないまま、そんな価値観に自分から染まることで、最終的に自分で自分の首を絞めているんですよね。

いやー、損してるよなぁ。。 

教訓② 自分の基準で幸せがわかれば生きづらさはなくなる

そうなるのはやはり、世間一般でいわれている”幸せの定義”の影響は大きいですよね。

例えば、「仕事の成功者は人生の成功者」とか「女性は〇歳までに〇〇するのが”普通”だ」とか。実際ミギーさんもこの呪縛から逃れられず、疲弊したわけで。

その基準に達していないことを悪だとして勝手にしんどくなること、実際に私だって山ほど思い当たる節はあります。

 

ミギーさんは旅の中で、結局の幸せの軸は「自分」だと気づかれるわけですが、その時の項がとても印象的。今の日本の「幸せ」がいかに世間一般の偏見で固められているかに気付いてしまう、というか。読みながら、相対的な基準で物事をはかることがアホらしく思えてしまいます。

育った環境や自分が見てきた時代観は変わらないし、それが間違っているわけでもないため、やっぱりそれ色に染まってしまうのは致し方ないことだとは思いますが…

でもそれを「当たり前」だと思うことは、ちょっと浅はかだなぁ、と。

 

結局は自分の価値観でものごとをはかれることが一番の幸せなのではないでしょうか。

2019年の個人的によかった本、第1位!

1冊目2冊目合わせてこれらは、2019年で読んでよかった本1位です。(タイで)

両方とも、それぞれに気付きがあって面白い。

1冊目は、人間少し休んででも、自分の価値観をリセットした方が楽に生きられるよ、ということ。

2冊目は、周りに懲り固められた価値観にとらわれずに、自分の基準で判断軸を持ったほうが心身健康でいられるよ、ということ。

まぁ似ているのですが、共通して言えるのは、あくまで”一般論”とされる「幸せ」の枠にはまって生きるのがしんどいのならば、それはごく一部の見方だから、気にせず自分の生き方をしなさいな、ということなのかな。。

 

ちなみに、今自分が置かれるであろう今の日本社会の生活、文化、考え方を全否定するわけでは全くありません。でもそこに自分にとってしんどいな、私の考え方はちょっと違うな、と思う部分があるのであれば、無理に合わせる必要もないな、とも思います。

日本社会で会社や学校という組織に属しながら、はたまたママ友やご近所というコミュニティで人付き合いをする中、これを自発的に気づける人ってどれくらいいるのでしょうか?

なかなか決まった景色の中にいると、それが当たり前になって気付きにくくもなりますよね。

 

この本はそんな「当たり前」に慣れすぎている私たちに、海外を回ったミギーさんだからこそ感じた気付きを教えてくれるような気がしています。。

いろんな要素がいっぱいで、1冊目の『旅がなければ死んでいた』と合わせて、この2冊は2019年の個人的買ってよかった本・オブザイヤーになりました。

ちなみに2冊目は、自費出版ならぬ自社出版で作ったAmazonのみの超小部数のため、書店には取り扱いがないんだとか!レア!!そして装丁がカワイイ!!

人生に行き詰ったとき、いいことがないとき、単純に読書のチョイスが旅エッセイの気分の時、みなさまぜひぜひ、読んでみてくださいなぁ!!