大阪・中之島にある国立国際美術館で行われている『ロンドンナショナルギャラリー展』。
コロナの感染者が再び増加し外出に気が引けるところではありましたが、同日に近隣の会場で資格試験を受験する予定があったので、これをいい理由にと行ってきました。
個人的なみどころは、何といってもゴッホ・モネ・セザンヌ・ゴーギャン・フェルメールなどの巨匠の絵画が一気に拝めるということ!!
期待通り、一目会場に巨匠たちが集結するといった贅沢な空間でした( ;∀;)
いつもの通り、参戦後のレポートです!
途中に購入グッズ紹介もあるよー
ロンドンナショナルギャラリー展について
基本情報/見どころetc...
■ロンドンナショナルギャラリー展@大阪
[開催期間]2020年11月3日(火)~2021年1がつ31日(日)
[開催場所]国立国際美術館(中之島)
ちなみに東京会場は世界遺産でもある「国立西洋美術館」だったとのこと!
世界でもトップクラスの年間入場者数を誇る、ロンドンナショナルギャラリーの有名絵画を展示。同ギャラリーの世界巡回は初だとのことで、もちろん日本にも初上陸。
先述の通り、見どころはやはり巨匠の絵画を一度に拝めるということ!!
合計61作品とのことなのですが、その中には
ゴッホ、モネ、セザンヌ、ゴーギャン、ドガ、フェルメール、レンブラント、ルノワール、ボッティチェリ、ヴァン・ダイク、ベラスケス、エル・グレコなどなど...
にわかな美術ファンの私でも「絶対に有名」と言わしめるアーティストがそろい踏みし、これだけでもワクワクしてしまいます。
チケット/混雑状況/ウイルス対策etc...
[チケット]一般1700円/大学生1100円/高校生700円 ※中学生以下は無料(!)
チケットは、すべて事前購入制。
さらには、希望の日程・時間を指定して購入する日時指定制です。
バンクシー展の時もそうでしたが、コロナの影響あってか展示会の多くは混雑規制のため、人数制限される形に変わりつつあるようですね。。
それでは、会場内は落ち着いているのかというと、めっちゃくちゃ混んでました(泣) さすがに、昨年の「クリムト展」ほどではないけれど。。
特に混んでいたのは、入り口付近(第1章の展示)・ゴッホの『ひまわり』の展示前・グッズ会場、です。
本当に人数制限しているのか疑わしいほどの混雑具合。これって時間別規制してる意味ある?!というのが正直な感想(T-T)
どの美術展でも入り口付近は流れが詰まるなぁという印象は体感としてあったのですが、こちらでも然り。最大の見どころであるゴッホの前では完全に密状況だし、グッズ会場に至っては閉園前のディズニーばりの人だかり。。
私が行ったのは日曜の真昼間だったので余計にかもしれません。
11月20日から、平日の12時以降に人数に達していない場合の当日券販売もある(=空いている)みたいなので、予定が可能な方は平日に行った方がいいかもしれませんね。
ちなみに4章~6章の展示辺り(全7章)は比較的落ち着いてみることができました。
ウイルス対策としては、
チケット入場口付近での2度のアルコール消毒・サーモグラフィーによる体温検査
でした。もはやニューノーマルの当たり前化しているような気がします^^;
感想:贅沢空間!でも人との距離は気になる...
さて感想はというと、巨匠の絵画が一気に見られて贅沢!!が一番。
冒頭の通り、世界の名だたる巨匠たちの絵画がここまで一気に見られる機会ってそうそうないと思うんです。
特にベタですが、モネの『睡蓮の池』とゴッホの『ひまわり』はよかった!!
ゴッホは、私の好きな画家の3本の指に入るほど。力強さとうねり具合に込められたエネルギーを見ていると、「その時評価はされずとも全力で頑張りなさいよ」という自分への戒めになります。
2月にゴッホ展にも行けたし、年に2度もゴッホの作品に触れることができてよかったです。
ゴッホ兄さん。。お久しぶりです、また、お会いしましたね。。(ひまわりを前にしたときの私の心の声)
会場最後の章の展示には、それこそモネ・セザンヌ・ゴーギャン・ルノワールらの絵画が集結しており、同空間で一気に名作を拝める贅沢な空間でした。
また、混雑具合と一部の人のマナーの悪さが際立ったな。。というマイナスの感想も。
美術展に行かれたことのある方ならご存じかもしれないのですが、一作づつの展示をじっくり見るために、壁沿いに順に並ぶ、というのが暗黙の了解なんですよね。
そこを騒がしく割り込んでくるおばちゃん連中。。割り込むどころか、規制線に入りこむというマナー違反も。マスクはしていれど、せめて黙っといてくれ。
濁さず言うけど、こういう人たちってまじで美術展見に来る資格ないと思う。
コロナ禍で私自身が過剰反応してしまっているのもあるかもしれませんが、こんな世の中だからこそ、マナーやモラルは大事にしたいものだなぁ、と思いました。衛生面も、それ以外の部分も。
購入グッズ紹介
お楽しみの購入グッズはこちら~!
・図録
・A4クリアファイル×2(ゴッホ・モネ)
・Wポケットクリアファイル(フェルメール)
・ブックマーカー(ゴーギャン)
この図録、なんと1400円...!!毎回、美術展の図録は3000円ほどするためわざわざ買ったりはしないのですが、これはありがたい価格。いつもこれくらいだったらいいのに。。手のひらサイズなのも嬉しい。
クリアファイルは、自分用&旦那のお土産に。写真ではわかりづらいですが、質感がマットな感じでお洒落です!ファイルって諸々の書類や郵便物などをまとめるときにあって困らないから、美術展に行ったら絶対に買ってしまう。
そして今回は、ブックマーカーがお気に入り。読書や勉強のお供に。
まとめ:WITHコロナの美術展とのあり方を考える
展示や内容はとってもよかったものの、会場のマナーの悪さや「"密"とは何か?」などがやはり気になったこちらの美術展><
混雑状況に至っては、本当に入場規制をしているのか疑わしいくらいの盛況ぶりでした。。少しくらいチケット取りにくくなってもいいから、もう少し安心して見れるようにしてくれないかな。
同日に付近まで出てくる用事があったからとはいえ、私もこの世の中の状況でわざわざ見に行ってしまっているわけだから、偉そうに言えた口ではないのだけれど。。
すでに、今まで通りの娯楽の楽しみ方じゃいけない世の中になっているような気がする。
受け入れる側も今まで以上に安全に受け入れられる体制作りが必要だろうし、行く側もこの状況下で他人と同じ空間・楽しみを共有するとはどういうことか、配慮が必要。
改めて、そんなことを考えさせられた美術展でした。みんな、平和に楽しもう。