この夏から秋にかけて、原因不明の発疹に悩まされていました。
8月くらいに、私の足に突如現れた発疹。。思い当たる節もなく、皮膚科に診てもらっても「虫にやられたのでは」と言われ腑に落ちないまま帰ってくる始末。
病院を変えて診てもらった結果、原因は「瘀血(おけつ)」だと判明しました。
血液の流れが滞ることで、様々な不調をもたらすと言われているこの状態。。
代表的な症状は、血行不良・肌荒れ・頭痛・肩こり・婦人科系の不調など色々あるいみたいですが、私の場合は「発疹」という形に現れたようです。
調べるに、この瘀血で発疹という症状は珍しいようですね…(検索でなかなか出てこない)
今日は、瘀血での不調を味わったの私の経験談をまとめます。
今後における、皆様の健康の参考にしていただけると嬉しいです!
- 血液の流れが悪くなった状態「瘀血」とは?
- 始まり:ショック!足に突如発疹発生...
- 皮膚科の診断:「毛虫発疹」果たして...?
- アレルギー科の診断:「瘀血」その原因は?
- 瘀血の治療:お灸と運動と漢方薬
- 完治!未病を防ぐために...
血液の流れが悪くなった状態「瘀血」とは?
瘀血、珍しい言葉ですよね。私は病院に行くまで聞いたことがありませんでした。ひと言でいうと、こんな感じらしいです▼▼▼
瘀血・淤血(おけつ)とは、伝統中国医学において、うっ血や血行障害など、血の流れの滞り、またはそれによって起きる様々な症状や疾病を指す言葉である。
(引用元:Wikipedia)
東洋医学に基づいた考え方で、血液の流れが悪くなったり、血液の質が悪くなることで身体に様々な不調が現れる状態のことを言うようです。
出てくる主症状としては、
- 頭痛・肩こり
- 冷え・のぼせ
- シミ・あざができやすい
- 生理不順・月経トラブル
などなど。一時的には大きな症状はありませんが、放っておくと狭心症や脳梗塞、婦人科系疾患にまでつながるリスクがあるのこと。。
女性ならではのリスク、やはり婦人科系疾患は怖い...
つまりは、病気とは言い難いものの、その入り口に向かっている「未病」の状態に位置づけられる疾患というわけですね。
始まり:ショック!足に突如発疹発生...
さて、ことの発端は、今年8月に見られた脚の大量の発疹からでした。
「なんか痛痒いな...」と思ったら、脚の太もも部分・腰・お尻周りに、今まで見たことのない赤い発疹が。。しかも大量!!
今でこそいい年ですが、数年前までショートパンツも履いて歩いていたクチ。女の足にグロテスクな赤いポツポツが大量発生するというのは、やはりショックです(T-T)
原因として思い当たる節は全くなく、とりあえず見てもらわないことには...と思い、皮膚科に向かいました。
皮膚科の診断:「毛虫発疹」果たして...?
皮膚科に行って最初に診断されたのは、「毛虫発疹」。
夏に多い症状らしく、飛んできた毒針毛(毒を含んだ毛虫の抜け毛)が洗濯物などに付着して、それが人間の肌にかゆみや炎症を引きおこすのだそうです。
とはいえ、一緒に選択物を干している旦那には何の症状もないし、発疹の出ている部位が限定されすぎている。
「ホンマかいな...」と思う部分はありましたが、とりあえず塗り薬をもらって帰宅。一旦はその薬を塗って落ち着きました。
約1か月後、また謎の発疹が...(T-T)!!!
再度、同じ皮膚科に行くと先生も「なんでしょうね...」と困り顔。前回同じく、塗り薬と飲み薬『アレグラ』を処方されました。。
この頃、皮膚科の診断は本当なのか?と疑うようになりました。
旦那は何ともないし、アレグラって市販でも買えるやん...( ゚Д゚)
「確かに薬は処方してもらえるけど、塗り薬って根本を解決しているわけじゃないし、先生も困ってるし。。これは、原因がわからないと無限ループかもしれないなぁ。」
そう思って、次に発疹が出てきた10月には思い切って別の角度から診ていただける病院に行くことにしました。
アレルギー科の診断:「瘀血」その原因は?
向かったのは、内科・アレルギー科も兼ねている病院。
先生に一通りの症状を話し、診察台に乗せられ腹部や脈を触られてすぐに、「瘀血」と診断されました。
先生「うん。瘀血ねー。血液の流れが悪くなってて、それで発疹が出ちゃった感じ。在宅勤務だったら動かないでしょー!悪い血が溜まっちゃったねー。」
聞くに、冷え性や運動不足ともつながりが深く、動く機会が減ったコロナ禍で特に増えつつある症状らしいです。
この夏の私の状況と言えば、
◆コロナ禍で動く機会が少ない
◆在宅勤務でクーラーをかけた部屋で仕事をしている
◆そもそも、根本的に冷え性体質
という状況。これらが原因らしく、先生に話しているうちに全てに合点がいきました。。
症状が発疹という形で出ることは珍しいそうなのですが、要は血液中の老廃物が行き場をなくし、腰周りや内ももという皮膚の薄い場所に発疹という形で現れたとのことです。
つまりは、吹き出物みたいな感じ...?
瘀血の治療:お灸と運動と漢方薬
瘀血の治療は、意外にも簡単なものでした。病院でのお灸と、処方された漢方薬です。
お灸は温熱刺激で細胞が活性化され、免疫力を高める効果があるそうです。
漢方薬は「加味逍遙散」といい、冷え性を改善する効果があるのだとか。
また、運動不足も大きな要因となっており、先生からも「定期的に体を動かしてね」と言われ、意識的にウォーキングで近所を散歩するようにしました。
あとは、自主的にお風呂にしっかりつかるよう意識したことですかね。。面倒な日や、疲れている日はシャワーで済ましていたりしたのですが、できるだけ湯船につかるようにしました。
こうすることで、通院から1か月ほど経った今では、発疹が出てくることはなくなりました。少し跡が残っている部分はあるものの、脚もキレイさっぱりしつつあります。
完治!未病を防ぐために...
こうして、約3か月に及ぶ謎の発疹事件が解決されました。。
元々の体質に加えコロナ禍で動かなくなった生活で血液の質や循環が乱れ、瘀血が発疹という形で顕在化。それを「お灸×漢方薬×運動×入浴」で改善した、という形です。
皮膚科では発疹が出た後の対処にしかならなかったけど、次の病院でしっかり原因究明と解決までできて本当に納得。
「身体を定期的に動かして、温める」ということができたらしっかり改善して行けそうなので、やっぱり意識って大事。。これから気を付けたいと思います。
余談だけど、過去、ホットヨガを定期的にしているときにはこんなことはなかったし、一時期、美容鍼灸に通っているときに身体がかなりスッキリしたこともある。
もしかしたら私の身体には、東洋医学寄りの考え方の方が合っているのかもしれないなぁ。。
改善方法と自分の身体との相性を知ることっても大事だなぁ、と思うのでした。